心に色があるのなら……僕の心は黒いだろう。僕、神谷隼人(かみやはやと)は大学三年生。ある日の合コンの帰り道、信号待ちをしていると一台の車が僕の元へと突っ込んできた。遠のく意識。微かに聞こえる声に目を覚ますとそこは病院のベッドの上。意識朦朧とする中で、膝元に見えたのは死神だった。見初められ、その死神の後釜として僕は転生する。望んでなったわけではない死神。その死神には一日のノルマがあり、決して破ってはならない掟があった。僕は死を求めて行動を決意する。しかし定められた掟を、僕は願いを叶える、ただその為に犯してしまう。取り返しのつかない罪への後悔の物語。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2011年05月23日
大学生 現代 死神 転生 ファンタジー? 事故死 短編 髑髏 骸骨 黒衣 ホラー? 怪談?
読了時間:約47分(23,253文字)