2015年10月01日 (木) 23:47
先日ご報告致しました単行本のレーベルが変わる件ですが、四巻の発売予定日がHP上に掲載されています。
http://kadokawabooks.jp/
12月10日の発売予定だそうです。
そして、同時にご報告しなければいけないこともあります。
「男なら一国一城の主を目指さなきゃね」ですが、この四巻が最終巻となります。販売が振るわずに打ち切りという結果になってしまったことは誠に残念ですが、これも一つの結果ですし、仕方ありません。
ですが、本作を見出して頂いたKADOKAWAの編集の方、現在ご担当いただいております編集の方、お二方にも申し訳ない気持ちです。
一巻からここまでご購入して頂いた皆様には頭を下げる以外の事は出来ません。
力不足の作者でごめんなさい。そして、誠に有難うございます。
そもそも書籍として世に出せたのは皆様に応援して頂いた事が発端です。
元々書籍になるなんて考えても居りませんでしたが、熱心に書籍化をお勧め下さる読者様を始め、皆様に背中を押して頂いたからこそ、書籍化について前向きになることが出来ました。
自分が書いた物が本になって全国に流通するなんて中々できない、貴重な経験をさせて頂けましたこと、改めて御礼申し上げます。
さて、四巻ですがラストはもうむっちゃくちゃ端折ってます。三巻のあとがきで「二部は長くなるし、時間を飛ばすことはもう無い」とか言ってた舌の根も乾かぬうちに時間がすっ飛びます。
……だって、打ち切りの連絡受けたの、6月に三巻の最終校正送った数日後ですもの……修正出来なかったんですよ……。
あ、勿論Webではちゃんと続きを書き続けます。当然ラストまでです。
もうすぐ第二部も終わる頃合いですが、それでWebでの続きの話を止めると言う訳ではありませんのでご安心下さい。
しかしながら、今回は色々と経験値を積みましたので、それを次回に活かしたい、活かせるといいな、活かさなきゃね、と思っています。
P.S.
感想欄で話題になっているドラゴニアンの件ですが、本作が元々AD&D(又はOriginal D&D)のキャンペーンを元ネタにしている事情は今更ですので、ここでは割愛します(書籍編集の方には最初に全てお話しています)。
因みに書籍化の際にこういうことも考えている、と話をしたところ、少し名前変えて設定も変えればいいと思う、と以前富士見ドラゴンブックをご担当の方に言われました。
富士見ドラゴンブックと言えば、ドラゴンランスシリーズの最初の日本語版を出していたレーベルですね。
あと、ついでに言うとドラゴンランスは最初に小説があったのではありません。最初はAD&DのDLシリーズのモジュールとの同時企画です。モジュールを書いたのは小説と同じ方々ですが。
ドラゴンランスのドラ「コ」ニアンはメタリック・ドラゴンの卵を盗むなどして入手し、それに呪いのような魔術を掛けて生まれます。生殖能力は「ありません」。ドラコニアンをよくご存知の方であれば、他にも違いがあることはお解りだと思います(少なくともAD&D1stの頃はそうでした)。
まぁ、御託はともかくとしてドラコニアンの設定をパクってるのは確かですけど。そんなん、今更言われてもねぇ。ドゥゲイザーやクワガタ巨人も出てるし。
巷でよく使われているような設定のダークエルフもそもそもGygax先生の発明ですし、「多種族の女性を攫って繁殖に使う、豚のような顔の人型モンスター」のオークもGygax先生の発明です。その辺りはどうなんでしょうか? もっと言うと経験値貯めてレベルアップというシステムだってGxgax先生発明だと思います。
魔法の設定も、名前や効果なんか言うに及ばずだと思うのですが。
なので、「小説家になろう」の運営若しくは権利者であるワイス様、ヒックマン様、又は法的機関から何か言われない限り変更する気はありません。
中公文庫のデルフィニア戦記みたいな作り込みなんで、読み応えがあるんですよね(^-^)
webももちろん読みますが、書籍として購入して読みたい(>_<)