ドラマCD第三弾&進捗&英語版について
2019年03月18日 (月) 22:01
こんばんは。
帰省前にやるべき事が終わるのか、カレンダーと睨めっこしている毎日です。

・ドラマCD第三弾
http://www.tobooks.jp/booklove_dramacd3/index.html

14日にアフレコレポの前編が更新されました。
新しいキャストで送るドラマCD第三弾。そのアフレコの模様をお楽しみくださいませ。
次回更新は、3月22日(金)のお昼だそうです。
中編のチェックは終わったので、私はもう更新を待つだけです。

ドラマCD自体も、先週末のチェックで無事に完成!
全体60分強の大長編です。
本日、私にも音源が届いたのでニヨニヨしながら聴きました。

ローデリヒの名捧げにジーンとするのに、後味は「ハルトムートが気持ち悪い(褒め言葉)」(笑)
ターニスベファレンの討伐が迫力満点でコルネリウスがカッコいいのに、一番印象に残るのは「わたしの見せ場、返して!」というローゼマインの叫び。さすが主役!
保護者三人組はね、もう本当に声の響きが良いですよね。最強。
お楽しみに。


・第四部Ⅶ進捗

本編はOKが出ています。
現在は書き下ろし短編と格闘中。

プロローグはハンネローレ視点。ローゼマインが倒れた後のお茶会がどんな様子になったのか、それから、ダンケルフェルガーの歴史書に興味を示したレスティラウトと早く領地へ送りたいハンネローレの攻防など。

エピローグはエグランティーヌ視点。卒業式が終わり、学生達が領地へ戻り始める忙しい時期にアナスタージウスから呼び出されたエグランティーヌ。次の領主会議で結婚予定の彼女には知らせておいた方が良い情報とは?
旦那の感想としては「オスヴィンがイイ仕事をした!」でした。

短編その1はクラリッサ視点。ローゼマインの側近を目指してハルトムートに求婚し、求婚の課題に合格したものの、ローゼマインの側近になるのは、彼女の予想よりずっと困難そう。他の領主候補生と違うローゼマインの特殊さについて語り合うハルトムートとクラリッサによる二人の世界……に手こずっています。

短編その2はレオノーレ視点。ローゼマインをエーレンフェストへ送った後、すぐに戻ってきたコルネリウス。主が不在の時間を恋人らしく過ごすレオノーレとコルネリウス。貴族院の普通の恋人達はどんなふうに過ごしているのか。二人の馴れ初めも回想シーンとして入れてみました。『本好きの下剋上』としては最も甘い話になるのでは……?


・『本好きの下剋上』英語版

アメリカの出版社「J-Novel Club」から英語版が出版されます。
鈴華さんの漫画の英語版も出るそうです。
詳しくは以下のツイートと記事をご覧くださいませ。
‏https://twitter.com/jnovelclub/status/1107199877895913472
https://www.animenewsnetwork.com/news/2019-03-17/j-novel-club-licenses-ascendance-of-a-bookworm-novels/.144654

翻訳はQuofさんがしてくださっています。‏
英語版のタイトルは『Ascendance of a Bookworm』
Ascendanceに上昇という意味があり、身分が上がっていく様子を表しています。
直訳すると「本の虫の成り上がり」という感じかな?
韓国版が「本の虫の暴動」で、台湾版が「書痴娘の下剋上」。それぞれの文化圏に合わせたタイトルになっているな、と感じます。

マインやトゥーリの名前の綴りをどうすれば良いのかという相談もQuofさんから受けました。
実は、マインの名前は難しいのですよ。
ふぁんぶっくのQ&Aに答えたことがあるのですが、実は、先に「本須麗乃(もとすうらの)」の名があります。
「本は須く、うらのである(本は当然私の物である)」という意味です。
日本語の古い一人称に「うら」があり、「うらの=私の物」から英語mine、ドイツ語でmain(主人公)という言葉遊び的に「マイン」の名前が決まりました。
日本語での言葉遊びですから、西洋の読者にとっては非常にわかりにくいと思いますし、そのまま名前として使うわけにはいかない単語です。
名前として通じやすい綴りとしてQuofさんがいくつか候補を挙げてくださり、私はその中から「Myne」を選びました。

読者の方々からは何度か質問がありましたが、キャラや神々の綴りは英語版が出版される内に判明していくでしょう。
コメント全23件
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赤鷹
2019年04月24日 08:26
日本語独特の言い回しを英語にするのは考えさせられますよね。コピーしてペッタンの『ペッタン』がどのように英語訳されるのか楽しみです。。。
hiroto42
2019年03月27日 00:06
j-novel.clubはなかなか興味深いサイトですね。 正式に免許を取った翻訳を
非正規のファンサイトのようなコミュニティーを抱えて運用しているのですね。
2015年に開始されたまだ若いベンチャーだそうです。

1つの本を翻訳するのにだいたい3、4章ずつの複数の部分に分け(本好きだと
6〜7部ぐらいになるでしょうか)、週に1回のペース(最初の2週は2部ずつ発
行されました)で新しい部分を掲示していきます。無料で見れるのは1つの本
の第1部だけ。 それ以降をよむには月$4.95の有料会員になることが必要で
す。 全ての部分が終了すると電子書籍としてアマゾンなどで販売がされます。
今のところ印刷出版は行なってません。

会員になると読めるだけでなく、会員のみの掲示板に参加する事ができます。
掲示板ではもちろん感想なども話されているのですが、多くの方が添削を行
い、翻訳者もそこから拾ってどんどん修正していきます。

私もお金を払って加入し、早速添削を行なってみました。 他の方が結果とし
ての英語自体の添削をするに対して私は原作と左右に並べてじっくりと比較読
みをしており、原作と比較しての気になるところを指摘していきます。

Quofさんにも私の指摘を感謝され、今のところ第1部では10箇所の修正を採
用していただきました。

これからも出来ればずっと参加し続けて本好きの英語版を出来るだけ完璧なものとする
ために貢献していきたいと思います。
vfarsay
2019年03月23日 00:48
ドラマ化CDアフレコレポの前編と中編を一気に読みました。
回を重ねて、香月さんの表現が一段と上手くなったように感じました。
声優さんを記憶していないので、文章から想像しようとしても上手くいかないのですが、雰囲気は掴めていると思います。

CDを買う機会があれば、歌詞を埋め込むフォーマットを使ってアフレコレポを重ねて聴いてみたいですね。
パドラッパ
2019年03月20日 16:26
Quofさんによる英語版が、もう読めますのでご参考まで。
J-Novel Club - https://j-novel.club/c/ascendance-of-a-bookworm/search
(表紙の下のREAD NOW!をクリック)
権利的に大丈夫なの? と思ってしまいましたが、香月先生の書かれている社のサイトですので公式で、prepubと記されています。

avalanche of booksは自宅でも度々起こっていますので… 気をつけます。
但野 尚
2019年03月20日 15:17
英語版も早く読みたいです。
……いっそこのまま国際アンデルセン賞狙ってください(^O^)
イトラ
2019年03月20日 14:58
英語圏に進出ですか。流石ですね!
素敵な作品だと思っていましたが、まさか翻訳されて外国で出版されるとか想像もできませんよね(笑)
英語圏は広いので、本好きの下剋上ファンが増えそうで嬉しいです。
日ノ本春也
2019年03月20日 14:37
英語圏進出おめでとうございます。
英語圏で神に祈りを!のグ○コが伝わるのかがちょっと気になります。
ふわふわ
2019年03月19日 12:25
この活動報告とは関係ないのですが、
久し振りに見に行ったピッコマで、鈴華さんの本好きが5巻まで
(45話)24時間ごとに1話ずつ無料で読めます。その後は有料です。
シマウマ
2019年03月19日 11:29
わ~英語版出るんですね。遂に…。アジア圏を超えて、一気にグローバルですね。

名前の表記(知識、技量のある翻訳者)には、ぜひこだわっていただきたいです。
本須麗乃にそんな設定があったとは…‼

ハリポタ、英語で読んでいたので、人名や魔法生物やら呪文やら、名は体を表すだな~と、作者のネーミングセンスに感嘆していたのですが、先日シリーズ最新作を一緒に見に行った知人は、名前が覚えられないと愚痴っていて、確かにカタカナ表記だと意味が分からないから、ただの音の羅列だよね...と思いました。

本好きは、とにかく独創性が素晴らしいと思いますので、それが余すところなく伝わるよう、神様の名前とか、登場人物の名前(シキコーザとかカントーナ)とか、地名とか、呪文とか、ディッターとか、ぜひこだわって訳して欲しいです。

どう訳したのか、買って読むのが楽しみです~。
cerezo
2019年03月19日 11:23
南米アルゼンチン在住の一ファンです。スペイン語版もいつか出して欲しいです!友人に是非すすめたいと思っています。
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