2017年01月10日 (火) 21:32
【第一章】
「リノス」
この世界の主人公
元・プログラマーの34歳の男が転生した姿。
気が付くと何故か6歳の子供で、奴隷という身分になっていた。
元々持っていた結界師のスキルを活かして、この世界で様々な人に助けられながら、成長していく。
「バーサーム・フォン・エルザ」
奴隷時代のリノスのご主人様。バーサーム侯爵の夫人。若いころに子供を授かるが夭折。後に王宮に入り、王太子の家庭教師を勤める。リノスを単に奴隷としてではなく、様々な教育を施していく。生涯を通じてリノスが忠誠を誓う唯一の人。
「ファルコ」
大魔導士。全ての属性の魔法を扱える。とりわけ火魔法が得意。
リノスの魔法の師匠。一歩間違えれば死ぬような訓練を施したことにより、リノスの魔法の才能を開花させた。
魔法の腕は超一級だが、人格は最悪。酒好き、女好き。とりわけ巨乳を好む。
「バーサーム侯爵」
バーサーム家の当主。ジュカ王国で宰相を勤める。
代々高名な魔術師を輩出する家に生まれながら魔術は苦手。ついでに運動も苦手。しかし、学問を好み、事務処理能力は天下一品。
3日間不眠で仕事をして5時間眠る生活を送る。
座右の銘は「72時間戦えますか?」
「ジュカ・ヨーク・ファン4世」
ジュカ王国の国王。暗君。
ほぼ政治はバーサーム侯爵に任せっきりで寝室からは出てこない。
女の子が大好き。ロリコン。
「ジュカ・ヨーク・オルレン」
王太子。後に摂政。
暗愚な父に代わり、国政を司る。
家庭教師のバーサーム夫人を敬愛し、最も信頼を寄せる。
頭脳明晰。顔は笑うが目は笑わない。
「バーサーム・フィル・エリル」
免許皆伝の剣士。
バーサーム夫人の姪。
12歳で結婚するも、数年後に離婚。その後、剣の修行に励み、免許皆伝となる。
バーサーム夫人の警護のため帰還するが、そこで出会ったリノスに興味を持ち、行動を共にするようになる。
美味しいもの大好きな食いしん坊。
「ワイトン」
バーサーム家の有能な執事。リノスに執事としてのふるまい方を教える。
しかし、実は王国軍の放ったスパイ。
「マドイセン」
カルギ元帥の部下。「剣豪」の称号を持つ。
免許皆伝剣士であるエリルの斬撃を易々と躱す。
油断していたとはいえ、大魔導士・ファルコの両腕を切り落とす腕前。
「シゲア・カルギ」
王国軍最高司令官。元帥。
「強さがなければ死ぬ」を信条とし、人にも国にも強さを求める。
軍司令官としての統率力は一級品。
後に、反乱軍を決起させ、ジュカ王国の乗っ取りを画策する。
「ゴン」
ルノアの森で出会った白狐。しかし、年齢は200歳を超える。
魔物と対話できるスキルを持ち、リノスの通訳として活躍。
「ヒーデータ・シュア・セアリアス」
ヒーデータ帝国皇帝の三男。殺人狂。
次の帝位に就きたいという野望を抱く。
主人公を襲うも精神を破壊され、発狂する。
「ビスト・ザイ」
セアリアスの側近。セアリアスを超える殺人狂。
主人公を襲うも、返り討ちに会う。精神を破壊されたセアリアスを追いかけ
行方不明となる。
「ピャオラン」
妖狐。幻影術が得意。
傾国と呼ばれるほどの妖艶さで数々の権力者とつながりを持つ。
狐神の眷属であったが堕落し、狐神より追っ手を差し向けられている。
主人公を襲うも、敗北。主人公の誘導系の雷魔法を打たれ、討伐される。
「イリモ」
珍しいユニコーンペガサスという種類。元々皇帝の愛馬となるべくヒーデータ帝国で飼育されていたが、成長が遅く、飼い殺しになっていた。そこにセアリアスが勝手に自分の馬として乱暴に乗り回されてきた。
主人公を襲い、精神を破壊されるも復活。以後主人公の愛馬となる。探知能力に優れる。
「ラース」
ドラゴンの一種・クルルカンの幼生体。カルギ元帥により調教されかかっていたが、不屈の精神により耐えていたところを主人公に助けられる。
大食い。甘いもの大好き。
まだまだママが恋しいお年頃。
【第二章】
「セオーノ」
ヒーデータ帝国騎士団に属する兵士。リノスを帝都に案内する役目を担う。
「グレモント」
ヒーデータ帝国の宰相。敏腕。リノスの師匠、ファルコの幼なじみにして命の恩人。娘が皇帝の側室。
「ヒーデータ帝国皇帝」
第十四代皇帝。若いころはブイブイ言わせていたような風貌。声が小さい。
「ヒーデータ・シュア・ヴァイラス」
皇帝の次男。グレモント宰相の孫。何事にもそつなく立ち振る舞う。
「アキマ」
帝都の遊郭、「ミラヤ」の女将さん。いいガタイをしている。竹を割ったような性格だが、商売には油断がない。作中では語られていないが、若いころは、それはそれは美しい遊女だった。
「ジェネハ」
ハーピーの長。約100匹のハーピーの頂点に君臨する。部下のハーピーが、リノスの「じっくりコトコト煮込んだもの」に粗相し、フルボッコにされている所に助太刀に入るも、返り討ちにされる。その後、リノスに仕え、屋敷の警備隊長となる。
「おひいさま」
10000年以上生きる狐神。九本の尻尾を持つ。リノスに気前よくスキルを与える。嫌いな人物を語る時には、ゲスい言葉になる。気まぐれ、甘いもの好き。知識が豊富。
「千枝、左枝」
おひいさまに仕える女官。毒舌。白狐たちから恐れられている存在。甘いお菓子のお土産に弱い。
「サンディーユ」
おひいさまに仕える老狐。頑固一徹。齢は6000歳を超える。おひいさまの言動に日々頭を悩ませている。おひいさまもサンディーユが苦手。酒好き。
「ペーリス」
ベリアル族の皇女。父の国王より、大魔王討伐に成功したベリアルの妻となるよう命じられるも、失敗。後にリノス家の居候となり、料理長となる。知的好奇心旺盛な女の子。料理の才能が抜群。人化すると美少女。
「ウィリス」
猫族の王子。自分を勇者と勝手に思い込むバカ猫。
「シェーラ」
ウィリスの妹。兄のウィリスが勇者であると信じるバカ猫。わがまま、お転婆。回復魔法が使える。
「アマリア」
シェーラ付きの侍女。一番の常識人。常にこの兄妹を気遣っている。
「ユリエル」
ウィリス付きの家来。世間知らずのバカ猫。
「メイリアス」
羊の獣人。犯罪奴隷として売られている所をリノスに購入される。頭脳明晰。鍛冶師と薬師の高いスキルを持つ。巨乳で美少女。とてもおしとやかだが、夜になると・・・。
「リヨナ」
黒い体毛を持つウサギ獣人、ポーセハイの一人。転移術と幻影術に優れる。メイリアスを犯罪奴隷に落とした一人。メイリアスを暗殺しようとするが、リノスの残酷な仕打ちにより返り討ちにされる。
「ヒーデータ・シュア・ヒート」
ヒーデータ帝国の皇太子。後に皇帝に即位。繊細で心配性。不安が不安を呼ぶためにいつも精神不安定な状態になっている。リノスの助言により、その精神不安定状態から脱却し、別人のようになる。後世では「仁帝」と呼ばれるほどの善政を敷いた名君と言われている。
「ヒーデータ・シュア・リコレット」
ヒーデータ帝国皇帝の長女。ヒート王子の妹にして、ヴァイラス殿下の姉。物語では語られていないが、ヒート王子とは同腹の兄妹。頭脳明晰で正義感が強く、行動的。弁舌巧みで正論をぶつけてくるため、敵も多い。貧乳、しかし、肌の美しさは天下一品。感度良好。寂しがり屋でやきもち焼き。家来がリノスを襲うが、その後・・・。
「フェリス」
ドラゴン、クルルカンの雌流。ラースの姉。修行のためにリノス家の居候となる。大食い、怪力。ドラゴンの鱗を生かした防御力もかなり高い。器用であるために、覚えが早い。
【第三章】
「ジョーノ男爵」
クルムファル領を統治していた人物。頭はキレるが、狡猾。
「オーシュ」
ヒーデータ帝国北方方面軍副団長。ジョーノ男爵らとは幼なじみ。かなり強引な性格。自尊心と貴族意識が強い。
「グラゴレイル男爵」
クルムファルの北方に領土を持つ。クルムファルの収穫物を狙っている。ジョーノ、オーシェたちとは幼なじみ。
「クエナ」
リコレットの侍女。とても気が利く。礼儀作法は完璧。
「ルキアタ」
クルムファル領にいた盗賊。
「ルアラ」
海の王、ポセイドンの217番目の娘。海の神に仕える巫女をしていたが、脱走。クルフムファルに巣食う盗賊の居候をしていた時にリノスと出会う。リノスのお仕置きを受けた後に改心する。頭に鹿のような小さい角が生えている。
「イトラ」
ゲュリオンの子供(雌)。母を殺された後、盗賊につかまっている所をリノスたちに保護される。以来、クルムファルの館で暮らすことになる。
「マルセル」
カイリークの町の長。海人族の族長。漁が得意。
「カールス」
トホツの町の長。
「ゲーキ」
ゲュリオンキング。クルムファルの森に住むゲュリオンの王。リノスに戦いを挑むもフルボッコにされ、以来リノスに従う。クルムファル領の森を警護することになる。
「ソーニヤ」
兎人族の女性。美人。計算が得意。奴隷落ちしている所をリノスに買われる。結界石を売る店を任される。
「アンジェ」
ソーニヤの娘の兎人族。母親と同じく計算が得意。母と同じ奴隷落ちしている所をリノスに買われる。結界石を売る店を任される。
「クノゲン」
ヒーデータ帝国北方軍に所属する軍人。オーシェの部下。兵士の采配に才能がある。後にリノスとは・・・。
「ラファイエンス」
ヒーデータ帝国北方軍軍団長。ナイスガイ。穏やかだが、バリトンボイスから発せられる言葉には迫力と説得力がある。後にリノスとは・・・。
「フェアリ」
フェアリードラゴン。本来は龍神に仕える巫女だったが、脱走。その際、角と片方の羽を失う。森の中でリノスと出会い、怪我を治してもらい、以来、リノスのペットになる。光の速さで移動することが出来、羽から様々な効果を付与した鱗粉を出すことが出来る。
「クラリフォン・サエリ・チューリー」
ペーリスが通う大学の同級生。クラリフォン子爵の長男。大学の入学試験でペーリスを見て一目ぼれする。その後、ペーリスの友人になる。
【第四章】
「ユーリー」
ニザ公国の宰相。言葉が丁寧。仕事も丁寧。
「ニザ・デューク・エイモン」
ニザ公国の国王。ドワーフ王。病のため体に麻痺を抱える。顔色が赤紫色。
「ニザ・コンシディー」
ニザ公国国王の息女。公国と父のドワーフ王を助けようと色々と取り組む。自身の失敗を恥じて自室にひきこもる。
「ニザ・ガルトー」
ニザ公国国王の長男。コンシディーの兄。
「レコルナイ」
黒い毛皮を持つ兎人族のポーセハイ。水を浄化する水を作ったことでドワーフ王から厚い信頼を得る。その後、王宮内に研究室を与えられて、様々な研究を行う。その結果・・・。
「ウトニカ」
レコルナイの部下のポーセハイ。回復魔法と転移魔法が得意。コンシディー王女の側近くに仕えているが、実は・・・。
「ミニーツ」
ポーセハイの長。巨大な兎獣人。一族の名を世界にとどろかせたいと熱望している。色々な取り組みを行うも、全て裏目の結果となる。メイの両親を陥れた張本人。
「チワン」
ポーセハイの一人。気骨のある若者。後にポーセハイのまとめ役となる。
「ティヨス」
ニザ公国を守る鹿神。その昔、ドワーフ族の姫であったサマーシェと恋に落ち、結婚。その後、サマーシェがドワーフ王に即位すると、公爵の地位を与えられる。サマーシェ没後は隠棲し、ドワーフ王家の姫に加護を与えるという役割を担う。ニザ公国の危機に際し、体を張って守ろうとする。
「ミンシ」
ニザ公国王宮に仕える女官長。コンシディーの世話役。
「ポセイドン王」
海の王。ルアラの父。200人を超える側室を持ち、500人を超える子供を持つ。針の穴を通すかの、抜群のコントロールを誇る。
【第五章】
「ソレイユ」
精霊を使役することで命を長らえるサイリュースの族長の娘。背中に白い羽が生えている。ラマロン皇国にあった集落を追われ、ジュカ王国で新たに集落を作るも、作物の生育状況が悪く、リノスに助けを求める。巨乳。
「アステス」
サイリュース。ソレイユが子供の時から侍女として仕えてきた。巨乳。
「サダキチ」
フェアリードラゴン。フェアリ奪還のためリノスを襲うも、敗北。リノスの気まぐれで連絡係に任命される。光の速さで移動することができ、後にリノスの諜報部員になる。
「リシマ」
クノゲンの部下。クノゲンが留守の時に代理で指揮を任せられる人物。
「ビュー・レイリック」
ラマロン皇国軍、マトカル部隊の副団長。下衆。リノスによって全裸で拘束される。通称:フルチン野郎。
「マトカル」
ラマロン皇国最精鋭と言われる部隊の隊長。ラマロン皇国皇帝の庶子。母親がレイリックの父親に下げ渡されたため、レイリックとは兄弟同様に育つ。女性であったが、男性と偽って軍人になる。リノスに捉えられ、捕虜となる。
「モノシ」
マトカルの部隊に居た結界師。とっさの機転でマトカルを守るも、リノスに捉えられ、捕虜となる。
「ヴィヴァル」
サイリュースの族長。ソレイユの母親。知的な雰囲気を漂わせる美女。美乳。
「イリサル」
サイリュース。まだ幼いが、土の精霊と火の精霊が扱える。一度、土の精霊の最上位であるノームと契約するも、喧嘩をして破たん。その後、ひきこもっていたところをリノスに引っ張り出される。後に高位の火の精霊、サラマンダーを召喚することに成功する。
「ノーム」
最上位の土の精霊。頑固ジジイ。イリサルをイビっていたが、後に勝手にメイと契約する。博学。知的な巨乳好き。
「サラマンダー」
高位の火の精霊。イリサルの迫力とそのMPに導かれて姿を現す。気が短いが、女性には優しい精霊。
【第六章】
「マドリン」
ラマロン皇国宰相。
でっぷりと太った巨漢。走る速さが人の歩く速さと同じ。
意外に敏腕。
「カリエス」
ラマロン皇国軍総司令官。
「大将は一番後ろから冷静に戦いを分析するべき」
「大将が死ねば戦いは負け」
をモットーとする。冷静沈着。優秀。将軍の称号を与えられている。
「ラマロン・クロウ・レイシス」
ラマロン皇国の皇太后。皇帝である息子を溺愛する。
折に触れて国政に関与するが、失敗すると責任を転嫁する。
息子を皇国史上最高の皇帝とすることが夢
「ラマロン・クロウ・フレインス」
ラマロン皇国の皇帝。マザコン。
「ジゼウ」
ラマロン皇国第二軍軍団長。ニヒヒという笑い声が特徴。
防御に強いが攻撃は苦手。効率的にアガルタから作物を奪い取るために策を立てる。その結果・・・。
「サラセニア伯爵」
ジュカ王国時代は伝統ある伯爵家の当主だった。ジュカ滅亡後は内乱状態になるが、持ち前の手腕で乗り切った。ラマロン皇国に寝返ろうとするが・・・。
「ヒーデータ・シュア・アローズ」
皇帝陛下の息子。後に第十六代ヒーデータ帝国皇帝となる。
「セオダル」
アガルタの都で市民救済の団体を立ち上げた活動家。政治的手腕に優れ、都の人々からも慕われている。後に、アガルタ国の国政に関与するようになる。
「ケーニッヒ・ラフェンテ」
皇都防衛軍司令官。のち、ラマロン皇国総司令官。公爵。皇太后の妹の孫。頭の回転は早いが、人を見下しがち。
「ローニ」
ポーセハイ。まだ若いが敏腕の女医。博学。
「ゲンさん」
大工の頭領。腕前は一級品。乱暴者でガサツだが、面倒見はいい。奥さんには頭が上がらない。常に薄着。
「マルノア」
フルチン野郎に攫われてアガルタの都にやってきた女性。心の傷を癒すため、リハビリを兼ねてフェリスとルアラの仕事を手伝う。数千桁の計算を一瞬で行うという特技を持つため、後にアガルタ国の財務担当となる。
「ウェルネ」
サラセニア伯爵の娘。16歳。押しかけ同然でアガルタ国に雇用される。お仕事大好き、事務仕事大好き、書類作成大好き。
「神龍」
精霊の中で最高位の精霊。人間がその姿を見ると即死する。天と地、特に水の流れを司る。天変地異を予知することが出来る。ソレイユに召喚され、契約する。人体に被害がないレベルに人化すると子供になる。白髪。甘いもの好き。
「ジンビ」
ラマロン皇国にあるバンザビ山の中にあるダイタス村の村長。深刻な食糧不足のため、アガルタに食糧支援を求めに来る。目つきが鋭い。
「バーサム・ダーケ・エリル」
リノスとリコの娘。生まれながらにして剣術LV1を持つ。亡きエリルの生まれ変わり。後にヒーデータ帝国第十六代皇帝に嫁ぎ、皇后になる。「鮮血の妃」「帝国史上最強の皇后」などの称号を後に得る。
「バーサーム・ダーケ・アリリア」
リノスとメイの娘。予定日より早く生まれてきた。メイによく似た羊獣人。生まれながらにして教養LV1を持つ。
「ジィフィーロ」
ダイタス村の住人。同じ村のマロフと結婚している。主人が兵士に取られて後、一人で家計を支えるも、ラマロン皇国のスパイとなってダイタス村のことを密告していた。それをリノスに見抜かれて、捕らえられる。
「龍王」
300,000年を超えて生きると言われている龍族の頂点に立つドラゴン。神龍の姿を見ることができ、神龍の天変地異のメッセージを龍族に伝える使命を持つ。リノスの結界を破るほどの力を持つが、意外に気が小さい。
「アリスガード司教」
クリミアーナ教の使者。長身。
【第七章・第八章】
「ジュヴァンセル・セイン」
クリミアーナ教国の教皇。「微笑みの怪物」と異名をとる人物。常に柔らかな物腰だが、鋭い洞察力を持つ。通常は情に厚いが、いざとなれば非情になる。
「ジュヴァンセル・ヴィエイユ」
14歳。教皇・ジュヴァンセル・セインの孫。幼いころから英才教育を受けてきた才女。祖父譲りの鋭い洞察力を持つ。
「カッセル」
8歳。ヴィエイユの従弟。子供であるにもかかわらず非常に明晰な頭脳を持つ。その一方で、旺盛な野心も持つ。
「グラリーナ」
クリミアーナ教国医学研究所の研究員。不治の病である伝染病、キリスレイ、ガイッシャ、ルロワンスの特効薬を開発したと発表されるが、実は……。
「イマーニ」
クリミアーナ教国医学研究所の所長。教国始まって以来の天才と称される人物。穏やかな性格。顔に知性があふれている。50歳
「ダリナー」
クリミアーな教国医学研究所の副所長。何度も失敗を乗り越えながら、腕一本でたたき上げてきた研究者。48歳
「アムピトリテ」
ポセイドン王の正室。しかし、夫の神レベルの浮気に愛想をつかしてがるびーの海で別居中。海の女王らしく海流を自在に操れる。甘いものが大好き
「コフレシ」
クリミアーナ教国からアガルタに派遣されてきた使者。声が大きい。
「ジョリーナ」
クリミアーナ教国からアガルタに派遣された使者。後にヴィエイユのお付きになる。
「神龍」
ドラゴンが精霊化した生物。全てのドラゴン族の頂点に立つ。災害や天変地異を事前に察知することができる。甘いものが大好き。
「ニケ」
サンダンジ国の国王。カリスマ性を持つ。決断力に富み、すべての案件を即決で決めていく。賢い女性が好き。
【第九章】
「フラディメ・ロスカーノ・メインティア」
フラディメ国の現国王。女好き。クリミアーナ教国からは、「色情狂で文盲」と称される。絵を描くのがとても上手い。
「フラディメ・ロスカーノ・リボーン」
フラディメ国の前国王。大上王。博学才穎。努力と根性でフラディメ国を隆盛に導いた中興の祖。若い頃に患った病の影響で、顔中にアバタがある。暗愚な息子に替わって政務を執る。自分にも厳しいが、息子や家来にも厳しいのが玉にキズ。そのため、家来たちからは恐れられている。賢い人が大好き。
「パターソン」
メインティア王の側近。大上王にビビりながらも、王の特性と才能を誰よりも理解する。世界一美しくお辞儀をする。
「フラディメ・ロスカーノ・キャバレット」
大上王の実弟。兄の政策に盾突き、豪華な生活を敢えて送ったことで家族もろとも討伐される。その後、紆余曲折を経て、メインティア王に取りつくが……。
【第十章】
「帝様」
オーガの血を引く一族。ミーダイ国を統治する。温厚篤実な性格で、人々から敬われているが、十年前の大戦で国が荒廃してしまい、国を復興させようと努力しているが、日々の食事にも事欠く状況に陥っている。魔法の効果をレジストする、プリルの石を作ることができる。一人称は、マロ。
「オージン」
宰相・クワンパックの娘。お転婆でわがまま。
「サツキ」
オージンの家庭教師。プライドが高く高飛車。リノスに喧嘩を売るが・・・。
「ハーギ」
オージンの侍女。鑑定スキルLV2を持つ。
「ゼザ」
オージンの侍女。スキルは高くないが、忠誠心は抜群。焦ると言葉が全て擬音になる。
「シロン」
オージンの侍女。喋るのが苦手。空間魔法を習得している。三人の中で一番スキルが高い。
「イッカク」
帝様を警護するオワラ衆の頭領。無口だが腕は立つ。気配探知能力が優れている。
「キュアライト」
オワラ衆の一人。帝様の妻である皇后さまの警護を主に担当している。掌から衝撃波を出すことができる。無口だが、美味しいものに目がない。
「ドーキ」
ポーセハイ。ローニの幼馴染。子供の頃からローニと結婚することを夢見ている。魔力総量が低く、血を見るのが苦手のため医師に向かないと判断し、世界放浪の旅に出る。その先でミーダイ国に辿り着き、そこでお菓子屋を開店させる。温厚な性格で、帝様からも信頼されている。
「タナ・カーシ・ヴィル」
タナ王国の国王。自称・軍神。自国の版図拡大を悲願としている。
「オクタ」
ヴィルの側近。だが、実は……。
【第十一章】
「サルファーテ・リン・ルファナ」
サルファーテ女王の第四王女。魔法が発達したサルファーテ王国にあって、魔法に適性がなかったために、母や姉から冷遇されて育つ。魔法を早くから諦めて、軍人としての道を進み、剣術を得意とする。王国がタナ王国に侵攻された際、ポーセハイのお蔭でアガルタに避難することができた。
「サルファーテ女王」
ルファナの母親。全魔法を操ることができる大魔導士。元々は自信家だったが、タナ王国に敗れてからは一転、弱気な女性となる。
「玉ノ井」
おひいさま付きの女官。その昔、妖狐・ヘイズを捕えた実績がある。樽のようなふくよかな体躯の持ち主。得意技は、右からのおっつけ。