『小説書きを問い詰めるバトン』

2015年 02月16日 (月) 13:21

お久しぶりです。
以前丹羽庭子さんからいただいていたバトンに、今更ながら答えさせていただきました。
お付き合いいただけると幸いです。

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1:小説を書く際、資料などは使いますか?
 使います。ファンタジーを書く際でも、一応現実的な裏付けがないと設定があやふやになりそうなので、ガッツリ調べ物をして資料を用意してから文章にします。図書館にも通います。

2:プロットやフローなどは用意しますか?
 商業の場合は必ずプロットを用意しますが、それ以外はあったりなかったりです。
 ただしプロットを用意しても、その通りにお話が仕上がることはまずありません。
 
3:小説を、どこかに投稿したことはありますか?
 小説家になろう、自分のブログ、少しだけプライベッターにも投稿しています。

4:あなたの小説(文章)が一番影響を受けている作家さんを1人あげるとしたら、どなただと思いますか?
 どなたでしょう?

5:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな情景描写の言い回しを一つ、見せてください。
(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)

 その言葉に、少女は彼に倣って窓の外の世界を見た。
 太陽は山肌に沿って光の尾を這わし、麓に広がる田畑を、そして街を照らし出した。
 それは、少女が生まれ育った街とは随分と様子が違う。
 それこそ、外国の絵本に描かれていたような建物が並び、その間を行き交う人々の様相も見慣れぬものだった。
 どこからかゴーンと響いてきたのは、朝を知らせる鐘の音だろうか。
 少女は何故かひどく穏やかな気持ちでその音を聞きながら、「朝……」と呟いた。
 そして、自分を軽々と片腕に抱いている男に向かい、そっと言った。
(『盲目』より)
 人形のように生きてきた人妻少女が、新しい世界で新しい生き方を始めようとする瞬間です。

6:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな心理描写の言い回しを一つ、見せてください。
(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)

 それを聞いた菫の表情を確認する前に、ヴィオラントの頭は柔らかな温もりに抱きしめられた。
 彼の頬に押し当てられた上質のシルクの奥から、漏れ聞こえる鼓動は今は早鐘のようで、髪の中に差し入れられた小さな指先はかすかに震えていた。そして、いつもヴィオラントが愛おしさを募らせてそうするように、少女の蕩けるような唇の感触が、彼のつむじにきゅっと押し当てられる。
 ヴィオラントが、確かに己が菫に愛されているのだと、自覚した瞬間だった。
(『蔦王』より)
 最後の一文が好きです。
 
7;あなたが書いた小説に今まで登場した中で、好きな台詞を三つ、見せてください。
(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)

「そなたが、私の“生きる意味”だ」
(『蔦王』よりヴィオラントの台詞)
 ヴィーさんのとてつもなく重いプロポーズ

「もしもあの時と……思うことはたくさんあるよ。生きていれば、後悔も山ほど生まれてくる。マジェンタはもっと自分の想いをハニマリア様に告げるべきだった。本当は互いを想い合っているのに、すれ違ったまま永遠の別れを迎えるのは、とても不幸なことだ」
(『蔦姫の箱庭』よりヒルディベルの台詞)
 ダディの珍しく真面目な台詞

「心の奥底にたゆたう憎しみや悲しみは、やがて笑い話にできる時が来よう。我はいつか、それを見届けよう」
(『あなたにぴったりの靴2』より魔王陛下の台詞)
 魔王様の年の功

8:あなたがこれから小説に書こうとしている台詞で、「今後の見所!」になりそうな意味深台詞を三つ、ここでコソッと教えてはいただけませんか?
「サクラのあんな楽しそうな顔、久しぶりに見た。ララに感謝せねばな」
「俺は、俺が見つけた幸運を側に置いておきたいし、他にうつつを抜かすほど器用ではない」
「そこの女心に鈍感すぎる皇帝に、よっく勉強させといて!」

9:小説を書く時に、音楽は聞きますか?聞くとしたら、どんな音楽を聞きますか?
 音楽は聞きません。無音であれば無音であるほど望ましいです。

10:日々の生活で、「あのキャラならここはこうするだろう」「あのキャラならこれを選ぶだろう」といった妄想が展開されることはありますか?
 ありますあります、めっちゃあります。
 妄想こそが、物語を作る原点になります。

11:これから小説を書き始めようとしている方に、何かアドバイスがあれはどうぞ。
 書こうと思ったら、すぐに書き始めるのがいいと思います。
 人の目を気にしないで、自分が楽しいと思える話をまず最後まで書き上げてください。
 完結させた時の達成感が新しい物語への糧となっていくと思います。

12:ありがとうございました。もし良かったら五人くらいにパスしてはいただけませんでしょうか。
 お好きにバトンを持って行っていただけると幸いです。

お付き合いいただきありがとうございました!


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以下テンプレート

『小説書きを問い詰めるバトン』

1:小説を書く際、資料などは使いますか?
2:プロットやフローなどは用意しますか?
3:小説を、どこかに投稿したことはありますか?
4:あなたの小説(文章)が一番影響を受けている作家さんを1人あげるとしたら、どなただと思いますか?
5:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな情景描写の言い回しを一つ、見せてください。
6:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな心理描写の言い回しを一つ、見せてください。
(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
7;あなたが書いた小説に今まで登場した中で、好きな台詞を三つ、見せてください。
(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
8:あなたがこれから小説に書こうとしている台詞で、「今後の見所!」になりそうな意味深台詞を三つ、ここでコソッと教えてはいただけませんか?
9:小説を書く時に、音楽は聞きますか?聞くとしたら、どんな音楽を聞きますか?
10:日々の生活で、「あのキャラならここはこうするだろう」「あのキャラならこれを選ぶだろう」といった妄想が展開されることはありますか?
11:これから小説を書き始めようとしている方に、何かアドバイスがあれはどうぞ。
12:ありがとうございました。もし良かったら五人くらいにパスしてはいただけませんでしょうか。

コメント

>うろこ雲様
はじめまして。バトン回答にお付き合いいただきありがとうございます!
私も最初はノリと勢いで書き始めますが、やっぱり途中でいろいろ気になることが出てきて手が止まるんですよね。
そこから調べ物をして、自分がまあまあ納得いく根拠を見出せたら、また書き進めていくという感じです。
調べ物をすると新たな発見がたくさんあって、それがきっかけで全く別の物語を思いついたりするので楽しいです。
バトン、受け取っていただきありがとうございます。是非是非〜。


>刹那玻璃様
バトン回答にお付き合いいただきありがとうございます。
もう、お答えになられてましたか〜。
拙作『蔦王』に、もったいないお言葉もありがとうございます!
資料を夢中で読み耽ってなかなか執筆にまで辿り着けない……という危険もありますが、歴史に基づく物語を書くにはやはり資料を集めるのもとても大切なことですよね。
どうぞたくさん素敵な物語を紡いでいってくださいませ!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
くる ひなた  [ 2015/02/17 00:29 ]
わぁ!!

私も昔書きました。

くるひなたさまも、書かれるなんて、素敵です♪

『蔦王』のお陰で私は、ここにいられるものです。

出会えて本当に嬉しいです。

資料をしっかりと……もっと集めたいです。

ちなみに私は古代中国……三国志を書いているので、この間、中国の逸話や諺を中国語で書かれた本を購入しました。届くのが楽しみです。

まだ寒いですので、お体だけはご注意くださいませ。

では、一ファンとして応援しております。

よろしくお願いいたしますm(__)m
刹那玻璃  [ 2015/02/16 15:14 ]
こんにちは。初めまして。
こそっと覗きにきました。(挨拶したから隠密失敗!?)

1はすごくグサっときました。僕は勢いとノリで書いていることもあってか、諺などの意味は調べても、図書館まで行って調べることはありません。その熱意に脱帽です。だからこそあのような面白い作品が出来上がるのでしょう。
次に何か新しく書く時は、ガッツリ調べて書いてみるのもいいかなと思いました。がんばろ……

あ、バトンとかやったことないので勝手に貰って行きますね。
うろこ雲  [ 2015/02/16 13:32 ]
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