2016年11月19日 (土) 09:45
■各本文の要約
本文ファイル一つごとに、その内容を要約したものを、最下部などに書きます。
内容の把握に良いです。それと、その要約も一緒に公開してしまえば、読者にもありがたいです。(だからこそ作品の前ではなく後ろに書いた方が良い)
要約例です。
・主人公、穴に落ちてしまうと、そこは巨大洞窟だった。
・巨大な岩人形(ゴーレム)との戦い
・勝負は曖昧のまま、岩人形と仲良くなる
・岩人形に投げ飛ばされて、地上に戻る。痛い。
・日常に戻って気づく。似ているようで似ていない、違う世界に来てしまったと。
要約は短くすることが大事です。一目で把握できるようにです。
■序破急や5W1Hや視点など
検索用キーワードを書きますので、優秀な解説サイトさんを探して読んでください。
・序破急
・起承転結
・5W1H
「いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように」
・一人称,三人称
視点を大事に。
三人称の場合、視点すなわち、(映画でいえば)カメラがどこにあるのか、意識してください。
それは、誰の肩越しかもしれないし、舞台を見る観客目線かもしれない。はたまた全てを見通す神かもしれない。
■書き出し、そしてドラマチックだけでなく
ありがちなのは、冒頭に、危機的シーンや、戦闘シーンなどの、白熱な状況を持っていったり、死体を転がしてみたりすることです。
なぜ、そんなことをするかと云えば、注目させるためです。読者は冒頭を読んで、それから先も読んでいくか判断するからですね。
かといって、いきなり、わけも分からぬ場面を見せつけられても、読者は置いてきぼりで、白けてしまいます。
私は、自然体で、書き出してゆけば良いと思いますよ。
一時的に飾ったところで、すぐメッキは剥がれるのですから。
息もつかせぬドラマで魅せるのも良いですが、それがドラマでしか魅力を出せないことの裏返しなら、虚しいものです。
話のない話であっても、その淡々とした中に、味わい深い趣が感じられると素敵です。目を引くような事柄がなくても、その丁寧に作られた文そのものが、読む心地よさを与えてくれるものが理想です。
まァ……、物語作家の中で、あまりそういうことを云う人は、少ないのかもしれませんが……
とくに話らしい話がないにもかかわらず、なぜか読ませてしまう――そういう文章を知りたい方は、純文学系を、探してみると、見つかるかもしれませんね。ただ、相性がありますよ。――昔の文学にも触れると良いかもです。
■設定と説明
肝心なことです。
「私は、物語を読みたいのであって、設定集を読みたいのではない!」
本文中に、設定をダラダラ書くのは、やめてほしいです。
設定の大部分は、物語の背後に流れていれば良いのです。
設定の把握というのは、読者の代わりに、作者がするものです。
作者は、必要に応じて、最少量の設定を、小出しに提示する――それだけで良いのです。
■Wordを使いはじめた理由
以前は、本文を、テキストファイルに打ち込んでおりました。動作が軽快だからです。TeraPadというテキストエディタを愛用しております。
最近になって、Microsoft Word《ワード》で本文を書くようになりました。というのも、Wordには文章上のミスを知らせる機能があったからです。
また、縦書きと横書きの切り替えができるのも良いですね。何に使うかと申しますと、横書きで書いた文章を、縦書き表示で見ることによって、ミスを見つけやすくするのです。
印刷して確認するのも、効果的です。