己の書き方06「己」

2016年 11月20日 (日) 08:32

 タイトルを「己の書き方」としていましたので、最後に、己の書き方――すなわち、自己表現について、思うこと、書こうかなと、筆を執りました。

 私が創作をしているのも、つまるところ、自己表現に行きつきます。
 それが、なぜなのかは、明瞭には分かりません。そのときどき、そして人それぞれに、異なる答えが、種々様々でしょう。

 あなたが、自己表現をとくに望んでいるものとして、、この先、書いてゆきます。もし、そうでないなら、読まずに閉じてください。

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 自己表現とは、自らの生き方、生きざまを、創作する中で、にじみ出させることです。
 それは、キャラクターの吐く言論や、行動によって、薄ぼんやりと、現れてゆくものです。
 信念があるほど、キャラがぶれない。――そういうことにもつながります。ぶれないどころではありません。信念がある。それは魅力になる。

 どのようにして、そのようなキャラクターに、魂とでも云うような信念を与えられるか。

 まず、あなたが、これまで生きた人生を振り返ってみてください。生きざまは、自分の人生を見つめることからも、つかめるものがあるでしょう。

 そして、日々の事柄、――ニュースでも、小説内の出来事でもいい――、それに対し、思うことがあるはず、感じることがあるはず。「そうじゃないだろ!」、「なぜ、こういう方法を思いつかないんだ!」、思うこと……あるはず。
 その思い、キャラクターを通して、表現すれば良い。確固たる意志を持つようになる。

 そのように、考え、思い、苦悩する。それを繰り返すことで、創作にも、その人らしさが、にじみ出る。

 創作に限らない。動作一つ一つに、その人らしさ、にじみでる。

 行きつく所は、「ありのままに、そこにある」という境地だろう。すでにそこにあるものだ。

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「己の書き方」――これにて、このシリーズのすべてを終わります。ありがとうございました。

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