最後の挨拶

2018年 01月04日 (木) 20:10

 今年中になろうから撤退することに決めましたので、告知いたします。
 投稿した作品の整理にかなり時間を要するものと思われますので、垢削除は早くとも秋ごろ、あるいは年末になってしまうかもしれませんが。
 思えば、撤退宣言は何度か行っておりまして、都度なんやかんやで思いとどまるということを繰り返してきたわけですが、今回はもうそれはありません。オオカミ少年のようなみっともない真似をしてしまった点、お詫びする次第です。
 完全撤退の理由ですか。大きくいって三点あります。
 一つに、すっかり小説を書かなくなってしまったというのが大きいでしょうか。書くことを完全にやめたわけではないのですが、今は文より絵を描くほうが楽しいのです。そもそもかきたかったのは絵のほうなのでして、自分の創る世界を絵で表現したかったのです。が、なかなか思ったようなものがかけなくて絶望し、やむなく文章に切り替えたところ、ずるずると二十年もやってしまった、というのが正直なところです。
 なろう歴はだいぶ古いほうですが、代表作と呼べるものは結局ひとつしか生み出せませんでした。そうなってしまった原因はいくつかあってそのいずれも自己の何事かに起因しているのですが、もっとも重大なのは「根気の欠如」でしょうか。文章書きに必要なのは具体的かつ精密なプロットの立案、そしてそれをすべて文章で表現していくための根気です。それ以外にないと思います。語彙力だの表現力だの、そんなものは書くことそれに同じくらい読むことを継続していけば知らないうちに感覚として身に付きます。アウトプットするにはインプットが必要なんですね。インプットには膨大なエネルギーが要る。書くこと自体が嫌いになったのではありませんが、身辺の環境がすっかり変わってしまった結果、日々執筆に費やすためのエネルギーを維持できなくなった、といったところです。
 次に、早々の頃から親しくしていただいていたユーザ様のほとんどが皆なろうから去っていってしまったというのが二つ目の理由。これについて多くは語りませんが、自分一人がだらだら残ってしまったなぁと思います。いいかげん、どこかできっちり締めなければならないとかねてから考えていましたが、上記一点目の理由と相まって「そろそろ、よろしかろう」と機を感じたのです。
 三点目。もはやかつてのなろうではなくなってしまったなぁ、という(良くも悪くも)思いによります。懐古という行為はあまりいいことだと思っていないんですが、なろうに関してはつい考えてしまいます。私が始めたころは、ユーザ同士のコミュニケーションが活発で、わいわいと楽しくできる場所でした。素人書きとしての喜怒哀楽の多くが、ここにあったんですよね。
 しかしながら、今のなろうは違う。
 もちろん、いろんな事情があって現状に至っているものと思います。そもそもタダでこれだけのサービスをいただいているのだから、ユーザが苦情を述べるのはあまり賢明ではない。居心地が悪いなら、ユーザ側から去るのが筋というものです。
 
 書くこと自体をやめるわけではない、と先述しましたが、それでは今後どうするのかといえば、まだ決めていません。お絵かきについてはpixivでやっていますし、同サイトには小説投稿機能も実装されています。個人的には、使いにくいなぁと思っておりますが。
 私をユーザお気録してくださり、相互させていただいている方々については、私は最後まで外しません。ただ、私はいずれ消える側ですので、皆様のほうから解除していただいて差支えありません。また、私から差し上げた加点や感想、ブクマは今年中に消えてしまいますので、その点は申し訳ありませんがご了承ください。
 本当ならお気録してくださっているユーザの皆さまおひとりおひとりにご挨拶を差し上げるべきところですが、諸般の事情によりそれが行き届かない点、深くお詫び申し上げます。
 皆様の今後の創作活動がより充実したものとなりますよう、祈念しておりますことを申し上げ、最後の挨拶とさせていただきます。
 みなさま、大変お世話になりました。
 本当に、ありがとうございました。

※コメントに対する返信はいたしますが、活報の投稿はこれをもって最後といたします。
 

コメント

こんばんは。いよいよなろうを撤退されるのですね。思えば、初めて感想をいただいた方が神崎さんでした。感想の赤字が付いたことに、飛び上がるような驚きと喜びを感じたことを今でも鮮明に覚えています。

なろうでの、長い間の活動本当にお疲れさまでした。新天地でのご活躍を心より応援しております。
すー  [ 2018/01/05 19:27 ]
神崎さん、お疲れ様です。

別の場所でなろう撤退のお話を伺っておりましたので、覚悟はできていたのですが、こうして「なろう」を使ってのやり取りがこれで最後になってしまうのかと思うと寂しい気持ちでいっぱいです。
二十年も執筆に携わっていたとのことで、今の私からしたら想像もつかないような領域に神崎さんは踏み込んでいるのだなぁと改めて思いました。
根気の欠如と仰っていましたが、二十年も続けられるのは、少なからず書くことが好きだからこそ為せることだと思いますので、本当に凄いことだと思います。

何から話したらいいやら全然整理できていないのですが、私がなろうで書き始めた頃に感じていた不明瞭だった目標。それをはっきりと示してくださったのは神崎さんでした。目標を持つこと、熱意を持って取り組むこと、己の作品と真摯に向き合うこと、それを意識することの大切さ、目標を掲げた上で思うように書けないことの苦しさや難しさ、そういったものと時にはぶつかり合い、時には突破口を開いてしまうそんな神崎さんの背中がとてもかっこよくて、私はずっと憧れていました。
私もいつか、誰かにそんな風に思ってもらえるよう、日々の執筆にしっかりと向き合えたらいいなと思っています。

長い間、本当にお疲れ様でした。
また何か機会があればご一緒させていただけたら幸いです。
本当に今までありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。
青山晃一  [ 2018/01/05 01:34 ]
コメント失礼致します。

長い間、本当にお疲れ様でした。
なろうから神崎様がいなくなってしまわれるなんて、とても寂しいですが、なさりたいことが出来ますよう、お支え致します。
僕は神崎様を、なろうの基礎を固め、一時代を築かれた方のお一人と思っております。
これからも尊敬の心は変わりません。

若輩の極みのようだった僕を、こんなにお気にかけてくださって、本当にありがとうございました。
作品の深さ、ご感想やメッセージへの温かいご返信など、僕は将来こんなふうになれるだろうか、いつかそういう先輩になりたいなぁと、常に手本であり、夢であり、神崎様はそのような存在でした。

ここまでご一緒できて、とても幸せでした。
精力的なご執筆、本当にお疲れ様でした。
そして、今まで本当にありがとうございました。

奈瀬理幸
奈瀬理幸  [ 2018/01/04 21:05 ]
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