• 過去を振り返ってみます
  •  最近は文字を書くこと自体から離れている気が致します。こんな時だからこそ足を止めて、後ろを振り返ってみるのも大切なことですよね。初心に戻って、あの頃の速度で物を書いてみたいと思い立ちました。
     現時刻は午後十二時六分。一応、一年という期間を通じて「小説家になろう」の全ジャンルを網羅したことですし、ここらで私(進士夜紳士)の自分語りを時系列順にやってみようと思います。
     この記事が載るまでに、一体何文字書けるのか。測定開始です。
     ※下記には多くのネタバレを含みます、予め御了承ください。







    ・ジャンル[推理]、タイトル[人格殺人事件]、執筆状況[第十七話で現在凍結中]
     小説を書く、きっかけとも言える作品です。
     今までに無い、見たことも聞いたことも無い小説が作りだせたなら、どんなに痛快なんだろうか――そんな思いのもと、この作品を考えました。と言いますか、私の作品の根幹は全て『前代未聞』を起因にしております。
     人の死なない殺人事件。精神(人格)だけが死んでいく殺人事件。それは罰せられる罪といえるのか。解離性同一性障害(多重人格)者の元に送りつけられる殺人書。被害者と、その家族、そして犯人の目的は如何に。
     随分と重いテーマですよね。それ故に私の執筆能力が追いつかなくて凍結してしまったのでしょう。ですが、必ずいつかは完結させます。これはもう、誰でもない、自分が読みたいからですね。初投稿というのもあって、思い入れの強い作品です。
     主人公である飯沼正治《いいぬませいじ》には『正しく治める』という信条を探求してもらうつもりです。彼を取り巻く環境、人生観を旨く表現していきたいです。
     あ、そう言えば三人称の作品でしたね。なんだか一人称が混在してる文章になっていますが、改定時にはその辺も直したいと思います。


    ・ジャンル[コメディー]、タイトル[メタな日常]、執筆状況[第十五話で現在凍結中]
     次の「メタな日常」は、私が「人格殺人事件」の薄暗さに耐え切れなくなり書き始めたもので、明るい雰囲気を前面に出した作品になっております。
     このメタには色々な意味合いが込められています。メタフィクションだったり、メタファー(隠喩)だったり、メタボ……は無いですけど、メタメッセージだったり。そういった諸々を示唆するべく、主人公の佐藤想時《さとうそうじ》が自分の人生に見切りを付けることで庶民Aを志していきます。
     彼は日常を平凡に、ただただ普通に過ごそうとしますが、転校生の里中幸子《さとなかこうこ》が登場したことによって掻き乱される物語です。どこからどこまでが『当たり前』なのか、そんなことを確認させられる作品にしたいです。
     冒頭の自分語りとかが特にお気に入りですね。他には読者に呼びかけるメタ発言とか。演劇部のメンバーも好きで、一部「真理の原理」に登場したりしています。
     元々が精神安定剤として書いていた節もあり、やむなく凍結に。これも中途半端にはしたくないので、落ち着いたら改訂しながら投稿する予定です。


    ・ジャンル[戦記]、タイトル[戦場のシェフ]、執筆状況[全三話で完結済み]
     これは河川敷を散歩しながら思いついた作品ですね。短いながらも沢山の方に読まれているようで嬉しいですっ! 作者冥利に尽きます。
     武力に勝る食欲。人間の三大欲の一つ、食欲を逆手に取った策略で小国の猟師が大国の兵士に勝つストーリーです。このお話では語り手といった形式で主人公のガムス=ピザが色々と動き回ります。
     初めて連載を完結させたのも「戦場のシェフ」でしたね。いや~、懐かしい。
     世界一料理の美味しい国――日本に住んでいるからこそ食の大切さを今一度訴えかけたい思いで執筆致しました。まだまだ加筆の余地は有りです。
     私も、よく料理を作ったりするのですが、ある意味で台所は結構危険な戦場ですよね。ガス、火、包丁にフライパン、凶器がそこかしこにばら撒かれてる気がします。これらを使えば、あるいは訓練された兵隊にも……いや、勝てないでしょうね。ホームアローンじゃあるまいし。


    ・ジャンル[文学]、タイトル[責夢]、執筆状況[全三話で完結済み]
     ぶっちゃけて言えば自伝です。もちろん所々を脚色していますが、それでも主人公の後藤隆人《ごとうたかひと》には感情移入せざるを得なかったです。自分が経験してきたものを客観的に見て、文字を通して学ぼうと考えた作品でもあります。
     全身麻痺に陥り、その一生涯をベッドの上で暮らさなければならないという――底知れぬ悪夢。友人、先輩の悪夢が正夢に変わった時、彼は不真面目に生きてきた報いを責務と捉える。いつ訪れるか分からない恐怖に立ち向かいながら、ひたすら部活の水泳に打ち込み結果を出そうとする高校生の生き様を書きました。
     三連休で構成から完結まで突っ走った作品なのですが、最終的には集成できていなかったと思っております。反省。


    ・ジャンル[学園]、タイトル[真理の原理]、執筆状況[第三十話まで連載中]
     バトル、ラブコメ、学園的な要素、他者との価値観の相違、人生観と生の歩み、殺し殺される葛藤、人の命や記憶を奪ってまで叶えたい願い――そんな、私が出せる全力を詰め込んだ作品にしたいです。
     今の段階で約三十万文字。これで物語全体の四分の一とか言ったら……読者の皆様に怒られますかね。もっとハイペースで書かねば。西条司《さいじょうつかさ》くん、これからも頑張ってくれ!
     いずれにしても、長い目で見て頂けると幸いです。


    ・ジャンル[恋愛]、タイトル[彼女への小説]、執筆状況[短編]
     あー……これは完全にアイデア専行型の作品ですね。一日で構成から投稿までを行いました。発想は悪くなかったのですが、如何せん私の執筆能力が見合っていなかったと感じております。
     作中作というだけならば珍しくはないのですが、これは作中作の作中作です。夢の中の夢の中の夢、みたいなものですね。
     小説が好きだという女の子とお近づきになるべく、主人公は小説を学び書こうとしますが――相手は文学少女、生半可な小説では面白いと言ってもらえない。では、どうするか? そう、彼に残されたのは『前代未聞』のアイデア勝負のみだったのです。
     まぁ、そうして書いた作品自体が『小説を書くまでの道のり』になっていまして、読者様は『小説を書くまでの道のりが綴られた小説を受け取った少女』という変わった視点を味わう物語です。う~ん、書いてて混乱してきました。
     しかし、あの文章では振られますよね、確実に。


    ・ジャンル[SF]、タイトル[暇潰しの思考実験]、執筆状況[短編]
     昔から空想科学(SF)は好きでした。思考実験にしても、そうです。興味があって作品にしたいと思い、出来たのが本作ですね。
     これ、途中で読むのを止めてしまうと……その読者にとって『俺』は男の子のままになってしまうんです。最後の一文まで目を通さないと『俺』は女の子になりません。
     可能性は大事なのだと、確認する為に書いた作品でした。


    ・ジャンル[ファンタジー]、タイトル[便利な世界の異邦人]、執筆状況[短編]
     流行の『異世界転生ファンタジー』という概念で、私なりに挑戦をした作品です。
     肉体を改造し、記憶を移植するという形で『転生』を果たした僕が目を覚ましたのは――遠未来という『異世界』だった。右も左も分からないまま異邦人として戸惑い、未来人の生き方に疑問を感じ、それを否定した主人公。再び目覚め、いつもの日常に帰還したはずだったが、夢の断片に触れて涙する――という設定な、作り話の『空想(ファンタジー)』。
     本編はエイプリルフールの、壮大な嘘です。
     これは書きながら楽しんでいましたね。読後感と言いますか、執筆後の充実感が半端なかった気がします。またこういった作品を書きたいです。


    ・ジャンル[童話]、タイトル[幸せのケセランパセラン]、執筆状況[短編]
     『Smile Japan』の企画参加作品ですね。被災された方が少しでも笑顔に、前向きになれるよう書いた短編です。
     実在する妖精、ケセランパセランを主題とした本作。空を見上げれば心が晴れるという私の心情を、ケセランパセランの観察日記風にして表現してみました。
     批評等のアドバイスも頂いて、今後の執筆活動の糧になる作品です。


    ・ジャンル[エッセイ]、タイトル[辞書に載っていない本当]、執筆状況[短編]
     普段から感じている本音ですね。エッセイなので、それ以上でも、それ以下でもないです。
     綺麗な言葉だけを並べると、この作品に書いたような裏側の部分が浮き彫りになってくると思います。
     えっ、それって、こういうことでしょ? つまりは、そうなんだよね? 突き詰めれば、ああなるよね。そんな言われずとも知っているけれど、辞書には載っていない本当。
     私の屁理屈を集めた感情論です。もう少し解説を交えれば良かったなと自己批判したりしています。


    ・ジャンル[ホラー]、タイトル[他問他答]、執筆状況[短編]
     考え出すと混乱して怖くなりそうなので、あまり振り返りたくないですね、この作品だけは。
     会話で進行する物語は書いていて面白かったです。情景を詳しく描写できないという枷を課しての『夏のホラー2011』参加でしたが、他に似たような作品がなくて良かったです。
     考えるホラー。このフレーズだけで、なんとか乗り切りました。むしろ後書きが本編な気がしますね。


    ・ジャンル[その他]、タイトル[晩夏の三日月を見上げ、杯を交わす二人]、執筆状況[短編]
     二百文字小説企画Esの参加作品です。初の二百文字小説にしては、中々の出来栄えではないでしょうか。
     企画の主旨として『共通のシチュエーションと二百文字小説という縛りの中で、自分がどれだけの個性を発揮できるのか』という挑戦的な内容だったので、私自身緊張しながら書いた作品でした。共通のシチュエーションはタイトルの通りです。
     こういう企画は刺激的で良いですよね。機会があれば、また参加したいものです。


    ・ジャンル[冒険]、タイトル[勇者の為の魔王軍]、執筆状況[第二話まで連載中]
     お次は冒険活劇、勇者の為の魔王軍です。
     冒険と言いつつ未だに迷いの森を彷徨っているのは、さて置いて。詳しくは書けませんが、かなり王道を踏み潰していく作品になるかと思います。
     RPGをやりながら疑問に感じていたことを、丁寧に丁寧に紐解いていきたいです。
     目下、人気ファンタジー小説やRPGの研究中なので、執筆速度は遅くなりそうです。大抵のRPGの設定集は広辞苑並みの厚さになるらしいので、私もそれに倣って頑張りたいと思います。


    ・ジャンル[詩]、タイトル[鬱くしい世界]、執筆状況[短編]
     歌詞を意識した文体、構成にしてみた作品です。
     ネガティブな時に書いたものなので……その、ひどく情緒不安定な内容になっております。
     現実が嫌いな主人公。いっそ、ずっと目を閉じていたいという願望が飛蚊症として症状に現れ、結末には網膜剥離に。
     やっぱり、バッドエンドは憂鬱になりますよね。


    ・ジャンル[歴史]、タイトル[ドラマチックなタクシードライバー]、執筆状況[短編]
     結婚式の祝辞が本編になっております。こんな笑い話を結婚式のスピーチで言われたら面白そうですよね。
     この作品の話し手、飯沼孝信《いいぬまたかのぶ》さんは……「人格殺人事件」の主人公と関係していたりします。クロスオーバー、個人的に大好きです。
     横道に逸れますが、私は中学生ぐらいの頃、タクシードライバーという職種に憧れていました。色々な人と出会ったり、色々な場所に行くのは楽しそうだったので。この間、そんな思いを実際のタクシードライバーさんに言ったんですよ。そしたら「夢見すぎ」って苦笑されちゃいました。昼夜逆転のお仕事は想像以上に大変だそうです。徹夜なら何度か経験したことがあるのですが、さすがに昼夜逆転の生活はないですね。夜寝れないって、過酷そうです。
     人の歴史って、聞いてみると面白いですよね。自分に無いものが流れ込んできて得した気持ちになります。小説を読んでる時の感覚に似てるかもしれませんね。




     さて、ようやく書き終わりました。振り返り終了です。現時刻は午後四時十分。ここまでで大体4900文字ですね。四時間じゃ、この分量しか書けないことが分かりました。これは良いデータです。
     改めて思ったのは……私って捻くれてるな~、と。どれもこれも奇をてらった作品ばかりじゃないですか。つくづく自己満足の為に書いているなと、認識させられました。
     こんな自分のことしか考えていないような私ですが、もし宜しければ今後も付き合ってやって下さい。
     ではでは、最新話の執筆に戻ります。
  • 2012年 01月22日 (日) 16時16分
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