ありがとう、佐藤大輔先生

2017年 03月27日 (月) 21:37

 仮想戦記作家の泰斗、佐藤大輔先生が52歳の若さで旅立たれました。
あまりにも早すぎます。残念です。

 佐藤大輔先生の作品は、「大逆転太平洋戦史」シリーズから読んでおりました。
その論理的な展開は他の架空戦記とは全く違いました。これは凄いと思ったあの感覚は今でも覚えています。そして「征途」には衝撃を受けました。仮想の歴史を構築するのはこんなに面白いということを示してくれたのです。「レッドサンブラッククロス」は小遣いを握りしめて新刊発売の度に本屋に走りました。スパイものの「東京の優しい掟」仮想宇宙開発史「遥かなる星」なども好きな作品でした。
 
 佐藤大輔先生の作品の魅力は夢の兵器対決、戦闘シーンもさることながら、古典教養に裏付けられたいい意味での気障なキャラクター造形、ストーリー、歴史への深い洞察、また、政治や経済などの「戦争は仕込みがすべて」をどうしても派手さに目が向きがちな年若い読者に教えてくれたことでしょう。
 
 ここ10年ほどはあまり新作を発表されることもなく、また、仄聞するところによると色々、先生の意に沿わないこともあったようです。

もっと現代もののシミュレーションや本格的な戦国時代小説とかも……もっと生きていて書いていて欲しかった……

 お酒の大好きな先生のこと、あの世でもお酒を楽しまれるでしょう。あ、トム・クランシー先生とのコラボも面白いかもしれません。今度こそ完結させてください。

 さよならは敢えて言いません。だって時々、佐藤大輔先生の作品を拝読させていただきますから。

 佐藤大輔先生、本当にありがとうございました。
 一ファンとして佐藤大輔先生の作品を読めて本当に幸運でした。

 

コメント

 コメントありがとうございます。

 征途は私も好きです。印象的な部分がたくさんあります。
 
 レッドサンブラッククロス……結末は外伝で明かされているのですが完結させてほしかったです。
 パナマ侵攻以来十数年たってしまいました…
吉野水月  [ 2017/04/03 19:02 ]
佐藤大輔先生。。。
私も大好きな作家でした。
特に「征途」は大好きで、何度も読みました。いつでも読めるように今も手元に置いています。
本当に残念ですよね。
佐藤大輔先生、ありがとうございました。
篠塚飛樹  [ 2017/04/02 12:30 ]
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