遠くが見通せないほどの豪雨の日に、女の子と一緒に川に流されたはずの中里久(なかさとひさ)は、目が覚めたら知らない森の中にいた。首をかしげながらも女の子を探していると、川のほとりで竜に懐かれる。よくわからないまま生活し数日が経ったあと、初めて会った人間は髪も目もすべて真っ白な子供だった。
「どうか、倭国の民の安寧となってもらえぬだろうか」
自分のいる世界のことを説明されたうえで、子供の言った言葉は高校生には荷が重い。
川から異世界に流され、竜とともに国を守ることになった久は無事、元の世界に帰ることができるのか?
器用貧乏な世話焼きは、周りに振り回されながらも奔走する。
よくある異世界転移ものです。和風ファンタジーっぽい。
毎日とはいきませんが、一週間に一回は更新できたらいいと思っています。
R‐15と残酷な表現ありは念のため。