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連載 5エピソード
物事には始まりと終わりというものが必ず存在する。地球や人類も決して例外ではない。だからこそきっと終わりが訪れたのだろう。 かつて氷河期によって多くの生物が絶滅したという事実を知りかつ、太陽の活動が徐々に低下しているという事を知っていながらも人は常にそこから目を背けて生きてきたのだ。その代償はとても大きなものとなって我々に帰ってきた。 西暦2400年 太陽の活動は低下し地球はいよいよ残り7日で氷河期を迎える事となった。人々はうろたえた。神に祈る者もいれば必死に対策を考えている者もいるが、きっと何もかもが手遅れだろう。どう足掻こうとも、どうせ7日後には皆死ぬのである。 人間とは最後まで実に愚かであった。地球が終わると知っても尚普段と変わらない生活をしてするものが大半である。ある人はいつものように家でネットをし、またある人は朝早くから会社へと向かった。 しかしその中でもとある6人は常軌を逸した行動を起こしていた。彼らはすでに一度死というものを感じる出来事を経験している。彼らの7日間とは一体どのようなものであったのだろうか。
作品情報
純文学[文芸] 残酷な描写あり
最終更新日:2017年07月16日
日常 近未来 天災 世界の終わり 読了時間:約11分(5,486文字)