『器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心を誑かす、これを付喪神(つくもがみ)と号すと云へり』(付喪神絵巻)
長い時間を生きてきた物には、魂がやどって付喪神と成るモノがあります。あなたが今所持している物も、何百年、何千年、何万年も経てば、命をもって喋りだすかもしれないのです。
海中ドーム都市、テイケオ。人類のほとんどが地球を捨てた、残り物と残り者達が、終末を待っている世界。
悠(はるか)も、とある理由でアースに残ったひとりでした。最後の修理屋として、多種多様な付喪神と関わり、心に触れていくのです。
これは今となっては、もう昔の話。
――少女と人々と付喪神の穏やかな日常。
(毎週土曜日を目安ですが、不定期更新をしていきます)
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