「お前の聖女の称号を剥奪し、王都から追放する!」
馬鹿王子の一言で、セラの人生は一変した。
セラは魔神ヴァルと契約した、筆頭聖女だ。しかし、無償の働きと、自由のない生活に嫌気がさしていた。
そんなある日、馬鹿王子の追放によって、辺境に来ることになる。
夢にまで見た、自由な生活が始まったが……
「今日からセラは、私のお嫁さんですよ」
何故か、魔神の花嫁になっていた。
「違います!」
否定しても、セラは魔神の溺愛にどろどろに溺れていく。
その間にも、馬鹿王子の策略に巻き込まれて……
一方、追放した馬鹿王子は、どんどん苦境に追い込まれていく。
※溺愛が始まるのは、第四話からです