作品一覧全10件
連載 11エピソード
facebookのノートで書き溜めてたものを転機。 気づけばソーシャルメディアがオープンな落書き張に。。。 使いこなせてねえ!! と思いつつ、まあいいかと思う今日この頃です。 前置きが長くなりましたが、今まで一度でも拙僧の作品をごらんいただいた方はお久しぶりです。その他大勢の新規の皆様方、初めまして学無と言います。 単発にて短い作品を書き綴っていく予定です。 facebookでメモ⇒時折、こちらにも転機って形で行こうかなと考えています。 誤字脱字は多いほうなので、見つけたらご指摘いただけると幸いです。 ではでは、ごゆっくりご歓談くださぁい~~。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年10月20日
短編集 恋愛 日常系 読了時間:約118分(58,698文字)
短編
気づけば、佐々岡薫は電車で転寝していた。 外の景色も分からないほど暗い夜を走る電車の中で、 薫は次々に懐かしい人物と出会う。 幼稚園のことよく遊んだ親友。 大学時代の恩師。 前の会社で世話になった先輩。 誰も彼も、薫に大きな影響を与え、そして無くなった人たちだった。 ありえない再会の連続に、薫は自分が乗っているのが死の世界に向かう電車なのだと思った。同時に、先日息を引き取った彼女、サチに会える可能性を知った。 かくして彼女と再会を果たした薫は、自分が秘めた思いのたけをすべて吐き出し、彼女の思いを聞かされ、生と死の間で気持ちが揺れ動く。 死に向かう薫が選んだ選択とは――
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年09月15日
シリアス 回想 死 別れ 電車 読了時間:約17分(8,389文字)
短編
高校生活を野球に注ぎ込む英守は、最後の大会を前にして気合を入れていた。 茹だるの暑さの中、ほんの少し休憩をしていた英守は突然視界を手で覆われた。 額に当たる詰めた感触――それはマネージャであるひよりのものだった。 ひよりは英守にスポーツドリンクを渡しつつ調子を尋ねた。 「まずは一勝」と英守は冗談ぽく返す。 大会は2回戦敗退という大方の予想通りの結果に終わった。 2年と半年かけてきたものが終わった。英守は万感の想いをこめてグランドを見つめていた。ひよりもそれは同じで、過ぎ去ってしまった日々を懐かしむようにグランドを見つめていた。 「一緒に甲子園を見に行こう」 ひよりが思わせぶりに英守をさそう。英守は勘違いだろと想いながら、ひよりに告白した。 果たして、ひよりは、は、よ素直に頷いた。 こうして付き合い始めた二人だったが……ひよりを蝕む病気は彼女が短大を卒業する頃には御しがたい影響を与えていた。 「私は英守よりも死に近いの」 昔、ひよりが告げた言葉の真意を英守は思い知った。 衰弱していくひよりに、英守は結婚してくれと告白したが、死を覚悟した彼女は首を横に振ったのだった。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年08月19日
シリアス 青春 報われない恋 失恋 読了時間:約17分(8,371文字)
短編
※下記あらすじには多少のネタばれが含まれます。 先入観なく物語を楽しみたい方は、あらすじを飛ばし、本文に進んでいだたくようお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  幼い頃、飢饉により故郷は廃村となったウィンは、いつの日か両親や故郷を切り捨てた貴族たちに復讐することを心に誓った。  18年の間、心に復讐心を抱きながら、表面上は善良な一般市民として生きてきたウィンはついに憎き貴族の権化に復讐する機会を手に入れた。  貴族の権化ーー皇女への謁見が叶ったその日、ウィンは懐にナイフとを隠し、玉座の前にかしずいていた。  そして彼の前に現れたのは、夕焼けのように紅い髪と、同じ色の瞳をした皇女・イリヤであった。彼は、イリヤが彼の功績をたたえる中、ついに発起した。  しかし、すんぜのところで彼は警備の兵士たちによって取り押さえられる。  抑えきれない激情と、自分の無力さに打ちひしがれながら、極刑を待つのみと思われたウィンであったが、救いはなんとイリヤ自らがもたらした。 「貴様が望むなら、貴様を使用人として迎えてやろう。他の者に異論は認めない」  隷属か、死か。2択を迫られたウィンは皇女直属の使用人となることを選んだ。  かくして宮殿で働き始めたウィンは、皇女が権威の象徴と化している事実に憤りよりも失望を覚えた。  私利私欲と地震の保身に目がくらむ貴族たちと、形骸化した王と認めながら自分の意思を貫くイリヤと過ごす中で、ウィンの復讐は、漠然とした貴族たちというくくりで無く、荒廃した旺盛そのものに映っていた。  ある日、失敗した外交の尻拭いとして訪れた国境の国で、皇女を疎ましく思った貴族が使わした刺客を撃退したウィンは、ついに2度目の発起を決めた。  王政の影で私腹を肥やす貴族たちを亡き者のにし、すべての幕引きをイリヤにゆだねた。  イリヤがウィンに告げた最後の王命は、ウィンが後生、彼女に付き従うことだった。それを受けたウィンの命運は……
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年07月15日
シリアス 復讐 皇女 使用人 読了時間:約32分(15,765文字)
連載 13エピソード
 遥歌涼《はるかりょう》は、自分の苗字が嫌いだった。それは、“自分など一生目立たない日陰者でいい”と考える程に根の深いトラウマだ。  春。  適当に進学した高校で、涼は退屈な日々を送っていた。  積極的に友人を作る訳でもなく、無駄に教室の中央に充(あ)てがわれた自分の席から、新しい生活に馴染んでいく周囲の様子をぼうっと眺める毎日。  そんなある日、職員室への用事の帰りに、涼はいきなり知らない少女に腕を引かれた。  涼と比べて背が低く、セミショートの黒髪がさらりと揺れるその少女は、 「ついてきなさい」  とだけ言うと、他の事情は一切語らず彼の腕を掴んだまま校内をずんずんと進む。  辿り着いた先は『伏線回収部』だった。  そこは、この殊更(ことさら)平凡な学校で、唯一、名前も雰囲気も完全に孤立している───要するに、インチキ臭くて誰も近寄ろうとしない所だった。  その日から、部の一員として連れ回される中で、涼は部員たちや無愛想なクラス委員長の意外な一面を見ることになる。  そうしている内に、涼は徐々に“自分にできること”を模索し始めていた。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2011年11月20日
青春 学園 読了時間:約100分(49,616文字)
短編
 地球は、海面上昇によって地表の九割が海と化してしまった。  そのため人類は海上に都市を各地に建設する。生き残った人々を収容し、また、人類が生存するための技術開発を続けていた。  旧日本海に浮かぶ、海上都市『イザナミ』で暮らすケイタも、そんな研究者見習いとして知識を蓄えていた。  ケイタには目的はあった。ケイタの姉であり、悲惨な地球の現状を打破できるとまで言わしめたアマネが、数年前忽然とイザナミから姿を消した理由を知ることである。  姉が抱えていた真実を追い求めるうちに、ケイタはイザナミで実施される教育姿勢に不快感をあらわにし始める。  そんな中、ケイタは不思議な少年と出会った。  クロノと名乗った少年は、全てを見透かしたような目で、ケイタに問いかける。  どうして、キミはそんな追い詰められたような目で真実を求めるのか。と。  ケイタはクロノの意図を測りきれずにいたが、ケイタはある事件に巻き込まれ、無常にもその理由を悟ってしまう。  事件を起こしたのは、イザナミで唯一仲間と呼べるシンだったのだ。  イザナミが、イザナミの指針に不適と判断した人々をどう処理しているかを心から聞かされたケイタは、自分が思っている以上にイザナミのやり方が狂っていることを知った。同時に姉がイザナミから消えた理由も悟った。  友を失い、留まる意義も失ったケイタは姉やシンと同じく、イザナミから去りゆく。  
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2011年08月21日
社会問題 未来 読了時間:約27分(13,472文字)
連載 8エピソード
これは 「東京新聞:300文字小説」という東京新聞社が行っている読者投稿企画に向けて書きなぐった作品集です。 作品は全て300文字程度の掌編です。 ちょっとした箸休め程度に読んでいただければ幸いです。 また、これを読み、「東京新聞:300文字小説」にご興味をもたれたのなら、本家に投稿してみてはどうでしょうか。 以下のURLに詳細があります。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/novel300/
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2011年08月18日
300文字小説 短編集 読了時間:約5分(2,347文字)
連載 完結済 36エピソード
笹本秋はふとしたきっかけから、人の幸運・不運の兆しが見えるようになった。 幸福になる人には、白い羽根。 不幸になる人には、黒い羽根。 また、普通の人には見えない片翼を持つ二人の少女、白井命斗と黒羽葵の出会いが彼女の人生に大きな転機をもたらした。 人の幸せは、彼女たちが与える白黒の羽根によって決まる。 そんな理不尽に振り回せながら、自分の存在意味を探していく。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2011年07月24日
青春 ガールズラブ? If 読了時間:約167分(83,277文字)
連載 1エピソード
俺の街に「死んだはずの人間が生きていた」といううわさが流れていた。なんでも、本当なら二時間ほど前に死んだ奴が、何食わぬ顔で友達の輪にいたとか何とか…… 胡散臭い話だ。俺はタカシの話を単なるネタだと思って気に留めず大学のレポートに追われた。その日は妹の誕生日だってことも忘れていたくらいだった。 そして、徹夜明けの次の日。俺は車に引かれた。ああ、死んだ。と一瞬で理解したほどの引かれっぷり。 けど俺は次の瞬間、暗闇の中一人立ち尽くす少年の前にいた。 そいつは言った。 『汝に半時の猶予を与える』と。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2010年10月15日
青春 現代(モダン) 読了時間:約2分(648文字)
短編
誰にも言えない思いはある。俺の場合は、それが身近にありすぎて……。気が付いてみれば簡単なことだったんだ。一言、口に出せばいい。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2010年09月04日
青春 純情 読了時間:約12分(5,823文字)