※重複投稿です。
生態系調停官、人間と生物の間を取り持つために作られたもので、減っていく生物を危惧する声に応えるため、世界政府が作った機関ではあったが、調停官と生物のコミュニケーションが上手くいかず、悩んだ世界政府はまた新たな政策として生物を〝人間化〟するという冒涜的な策略を立てる。
だが、不安視する声が上がる中、生物を人間に変える研究は見事に成功し、そこでもう一つの政策として打ち出されたのが、街をいくつも作り、そこに人間化した生物を閉じ込めて管理する。
その管理を調停官が引き継ぐという形で、世界政府の政策は着実に進んでいくことになった。
北風東花。調停官である彼女は世界政府の辞令によって、十二支街という街へ送られ、そこで出会った鳥類族で調停補佐官の燕と出会うが、初対面にも関わらず東花の傲慢さは燕を怒らせ、そんな噛み合わない一人と一羽が最初に行った仕事は、人間である東花にとって最も危険な仕事と言われる、牛部族との接触と交渉だった。
果たして東花と燕は、凶暴な牛達にどう立ち向かうのか・・・・・
これは本物の人間である東花が、人間と化した動物に対し、どのように戦いを挑むのかを表した作品です