王太子との婚約発表の直後、人違いの凶行で視力を失った少女リシェル。
婚約を破棄され、援助も絶たれ、支えてくれたのは、たったひとりの肉親である祖母だけだった。
「どうしてわかったの?」
闇の中、祖母のために生きるとリシェルは決めた。すると、周囲の様子を感じ取ることができる、それ、に目覚めたのだった。
やがてリシェルは、ある貴族の元へ向かうことになる。
※他の短編
『静眼の令嬢~婚約破棄されたら、静かな怒りで『弱点』を見通せるように』
https://ncode.syosetu.com/n3907kq/
『静眼の令嬢~剣術学院で受けた無礼を静かに引き裂く~』
https://ncode.syosetu.com/n1177kr/
と同一世界の短編です。未読でも問題ない独立した話ですが、興味がありましたらどうぞ。