愛する家族を残して病死した由美子。成仏はしたものの、家族の心配は尽きない。 由美子の息子と幼馴染のつかさは、そんな家族の様子を探ることになる。

見えるはずのないモノが見えてしまう長谷川つかさ。今度はホストの幽霊『タカ』と出会う。何者かに殺されてしまったタカ。イケメンホストに終始浮かれっぱなしのつかさ。 『ロッシに会いたくて』の続編。

生まれつき不思議なものが見えてしまうつかさ。若くしてバイクの事故で亡くなり幽霊となった和美と出会う。和美にはどうしても叶えたいことがあった。なぜかつかさが手助けすることに ・・・・・・

サンディエゴの高級住宅街。大病院の院長宅でメイドとして働くメキシコ人美女マリア。美しすぎるために悩みの尽きない彼女だったが、ある日、人間違いから誘拐されてしまう。しかも誘拐犯は不幸体質の頼りない男。マリアを取り巻く人間達の思惑が重なり合い、事態は思わぬ方向へ……。

１９９４年、１５歳の僕は、町の嫌われ者であるフィンチャー家の娘、エミリーと共に旅に出た。あてのない旅に。

明治初期。地方の下級武士の娘、凛の家に山賊が押し入った。家人は殺されたが、凛は弟の千代丸と共に売り飛ばされる。英国から来た鉄道会社の技術者ロバートソン家の使用人となった凛と千代丸は、やがて海を越える。 　抗えない大きな波に呑まれながら生きる少女の十年に渡る軌跡。

ザックと洋子が東京で過ごした日々。生死も分からなかったザックと一年振りに再会し、結婚を決めた洋子。ザックと結ばれるも、悪夢は相変わらず洋子を悩ませていた。

Ｋｏｋｏｐｅｌｌｉの続編。ザックの故郷であるインディアン居留区で幸せに暮らしている洋子とザック。四歳の一人娘ララと、ザックの父親アンソニーと共に賑やかで楽しい日々を送っている。しかし、不幸は突然やって来た。家族の絆が揺らぐ中、別の場所で続く事件。それらはフェアストーン家と深い因縁があり……。

アメリカ南西部、メキシコ国境沿いの町「シルバー・レイク・タウン」で日本人観光客で写真家の後藤朗が、事件を起こし自殺した。 その半年後、朗の元婚約者・宮田洋子が町を訪れる。 洋子が宿泊する町に一軒しかないホテルの管理人ルークは、無愛想で態度も悪いネイティブ・アメリカンの青年。 町の警察は、事件の詳細を聞きに来た洋子を冷たくあしらう。 ルークは謎の男と連絡を取り、洋子の行動を監視する。 洋子とルークは喧嘩と和解を繰り返しながら次第に距離を縮めていくが、事件がまた起こる。 洋子がこの町に来た本当の目的とは。 ルークの正体と、事件の真相は。 大切な者の死を乗り越えるということとは。 心に大きな喪失感を抱えた孤独な女性が、新たな人生と自分の居場所を見つけるまで。