平凡なシティの一市民として人生を送っていたはずだった
杉屋亮平(すぎや りょうへい)の人生は、その日を境に地獄に変わった。
傭兵-企業からの依頼を受けて戦闘行動する人々-が、非武装地帯である
シティを急襲、テロ行為を起こし、亮平は家族、友人、そして日常の
全てを蹂躙された。
彼は自分から平穏を奪った傭兵を倒すべく、自分もFAV-汎用戦闘歩行車両-を使い、
そして復讐を果たすことを誓う。
しかし、それはある思惑によって引き起こされたことを、
彼は全く知らず、悪鬼羅刹に変わっていくのであった。
他方、市街地襲撃の依頼を受けた傭兵、荒川尊史(あらかわ たかふみ)は、
自分が傭兵であることに意味を見失っていた。
周りの物を何も見ず、頼らず、ただただ無為に時間を過ごし、
怠惰に時間を過ごす日々。
見かねた女房役兼専属オペレーター、恵令奈が依頼を寄越してきた。
その依頼に眠る思惑がどういったものかも知らず。
交錯する幾つもの魂。
絡まり、もつれ合う彼らの運命の先は----