目覚めたら乙女ゲーム『黄昏に君と恋をして』のヒロインであるアンジェリカになっていた元女子高生の鈴木優奈。 孤児であるアンジェリカは教会で過ごしていたが、ある日事故で記憶を取り戻す。 その後物語通りに魔法を開花させ、公爵家に引き取られる。 そこで悪役令嬢のレティシアに虐められ....... (あれ？虐めてこない。.......というか何だかおかしいぞ？) 『乙ゲーだからって悪役になんてなりたくない。』ってレティシア様も転生者か！！ 仲良くなってしまった転生者同士が、普通の令嬢として生きていくお話。 ※ちなみにヒロインは王子様推しです。 「虐められてないから、ルーカス様に印象のこらない。つらたん。」 普通の令嬢になっちゃったけど、好きになったから頑張ります！

ユリアナは16歳の若さで王となった。 それから5年.......悪政を強い、国民に恨まれた彼女はたくさんの国民に罵倒され、睨まれながらユリアナは21歳の若さで悪逆女王としてこの世を去った。 去ったはずだった.......。 神のいたずらなのか、ふいに戻った記憶に7歳のユリアナは困惑していた。 兄も両親もまだ生きている、そして自分を利用し裏切った者も。 果たして夢はただの夢か、記憶なのか。 彼女は今度こそ、自分の人生を歩む。

僕の番は泣かない。今まで1度たりと泣いたところを見たことがない。 でもそれは僕のためだったのだろうと今なら分かる。 泣き虫な兄を持つ妹のリディアとその番のお話。

獣人には番がいる。肉体的に成熟すると大抵の人は番の匂いに気づく、そして一生を共にするのだ。 私の番は例外だった。幼い頃から嗅覚にすぐれたイヌ科の私たちは物心着いた時にはお互いをつがいとして認識していた。 これは泣き虫な番と私の話。