人でない種族――魔族と人間が生きる世界。
中でも赤塚晃成は魔族からも人間からも恐れられる生きた兵器である。人間の味方にもなりえ、魔族の味方にもなり得る曖昧な存在。いっそ殺してしまった方が早いのだが、それはできないので仕方なく魔族と闘う秘密結社――祓魔協会は監察官を派遣する。
「へえ。あんたが今度の監察官?よろしく」
「抵抗がなさすぎません!?」
二代目監察官の少女と生きた兵器である赤塚晃成の二人が繰り広げる残酷な魔族退治が開幕する。
※血も死体もバンバンでます。
※6月まで作者都合により不定期更新となりますが、それ以降は毎週金曜日と土曜日に投稿していきます。
※この作品は拙作『仮初の精霊術師のジレンマ』のリメイク作品です。