中谷仁美(48歳)は、この歳にして夫と離婚。仕事は人員削減のため歳の仁美はリストラ、息子は成人し親元を離れ、自分の両親もすでに亡くなっており、ともに過ごす友人にも恵まれず、一人途方にくれていた。
そんなあるとき、仁美のもとに一通の手紙が届く。それはとある会社「I」の社長、坂久保曜子からのもので、手紙には私の秘書として働きませんか、と記されていた。何もかも失い生きる気力を失いかけていた仁美にとってそれは最後の救いの手となっていた。そして仁美は謎の会社「I」で、坂久保の秘書として働き始めることになるが・・・?