秋の終わりのサンナ村。村の娼館〈緑月楼〉の小人族(オゼット)の娼婦ばかりが、次々に襲われるという事件が勃発する。
ゴルカンは、村の治安組織である〈黒帽隊〉に雇われ、用心棒として〈緑月楼〉警備の任に就いていた。
ある夜、〈緑月楼〉に襲撃者が現れる。死闘を繰り広げるが、敵は遣い手だった。ゴルカンは襲撃者を逃してしまう。
そして新たな犠牲者が出てしまう。
さらに、村人たちの間に不安が広がり、村に不穏な空気が立ち込め始める。これまでかりそめの平和の中にあった村に、憎悪と恐怖が満たされるのだった。
孤立無援となってしまったゴルカンは、恐るべき刺客を見つけることができるのか?
※この作品は「カクヨム」のサイトにも掲載しています。