「神喰らいのシュプレヒコール」
<<転生?ナイナイ!本格ファンタジー群像をここはひとつ!>>
「お初にお目にかかる。––––––そして、これまでの忠義、誠に大義であった」
「さあ、神喰らいの計画を始めよう––––––」
・・・
家族を殺され、命を脅かされ。生きる術を奪われた、まさしく汚泥のごとき生き様の少年。
死の淵にて彼が聞こえた少女の声は、彼に救いの道を差し示した。
「もし生きたいのなら、私に力を貸せ––––––このカミサマ<腐った世界>を殺させてやる」
そしてその運命の邂逅から7年後––––––。
雪山の最奥にて彼が見つけたのは、破滅をもたらす太古からの使者––––––『真祖』と呼ばれる少女だった。
『真祖』、『汚泥』
『盗賊』、『巫女』
『画家』
『傭兵』
『僧侶』
そして、『王子』
神とそれを崇める教団が趨勢を支配するこの世界で、ちっぽけな反抗心が神の喉元に喰らいつく––––––。