作品一覧全7件
短編
平凡な一主婦が癌に罹患し、人生の最後に守りたいと願ったこと。 がんに侵された彼女は、人生の残り時間を孫と楽しく過ごす時間を第一と考えた。読み聞かせをしながら、祖母は孫と言うDNAへ、自分の存在を刻み付けるのだろう。世代を越え脈々と愛を連鎖して、温かな家族の愛情をつなぐのだろう。 家族を守り育むのが女性の役目だと信じて生きてきた彼女は「主婦」という職業を全うしたのではないかと、真摯に向き合ったのではないかと思う。 一つの道を歩み続けた人は、道を究めた人は、ゆるぎなく強い。尊敬に値する。私はそう思うのです。 なかでも親業って、究めれば深い深いものですよね。昨今は忙しさに紛れ、ないがしろにされがちになっていることが、少し悲しいなと感じてしまいます。
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純文学[文芸]
最終更新日:2019年05月25日
日常 ほのぼの 女主人公 現代 読了時間:約8分(3,662文字)
短編
病気をきっかけに、会社人間から家庭人に変身を遂げたある男の物語。 まだ終えるには早すぎた彼の晩年は、家庭に重きを置いた日々となった。中年を過ぎて人生の方向性を変えることは、大きな意識変革を伴う。 それまでの人生設計にはなかった生活に適応し楽しんだ生活は、彼にとってどんな意味があったのか。
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純文学[文芸]
最終更新日:2017年07月12日
男主人公 現代 病気 読了時間:約7分(3,239文字)
短編
授かり婚にて自覚なく母になった女性の物語。 それなりに学がありそれなりには大人の、けれどまだ母になるにはまだ若すぎる、彼女の心の葛藤。 センセーショナルなタイトルではありますが、R指定は必要ないはずです。
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純文学[文芸]
最終更新日:2017年06月25日
日常 シリアス 女主人公 現代 母 妊娠 (授かり婚) 読了時間:約7分(3,065文字)
短編
選ばれた者しか、行くことができない場所へ。 行きたいのに、行けない人々がそれぞれの思いを募らせている、この停留所。 そこに集う一人の男の、物語です。 え?…あ、申し訳ありません、上記記載に漢字の誤りがございました。 「行きたいのに、行けない」ではなく、「逝きたいのに、逝けない」が正確な表記です。 訂正して、お詫び申し上げます。
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純文学[文芸]
最終更新日:2017年06月19日
日常 ほのぼの 男主人公 現代 認知症 読了時間:約6分(2,670文字)
短編
友達と一緒に、遊びに行く。子供だけで、お出かけ。 今まで親に連れられてしか外出したことがない幼い子供には、それだけのことでも大冒険。 ちょっと頭でっかちな、こまっしゃくれた女の子が、今日はじめてその冒険に踏み出した。 行きはよいよい、帰りは…
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純文学[文芸]
最終更新日:2017年06月16日
日常 ほのぼの 子供主人公 現代 天使の梯子 読了時間:約6分(2,989文字)
短編
一目ぼれの恋に落ちた青年の心境。 美しい彼女は、魔性を秘めているのかもしれない。 片恋の苦しさから解放された代償は、大きい。 彼女に心を奪われた青年は、遠い遠い世界に旅立たなくてはいけなくなる運命を覆せないから。
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純文学[文芸]
最終更新日:2017年05月25日
悲恋 日常 シリアス 男主人公 現代 読了時間:約5分(2,313文字)
連載 1エピソード
まだ執筆中ですので、どのような化学変化を起こすのやら、私にも見当がつきません。 が、今、考えている範囲では、 たぶん、人生の岐路に立った主人公が、その進路を切り開く過程を語った形の小説になると思うのです。その方向で、話を進めていくつもりです。 変哲ない日常を送る年若い主人公が、進路選択をし人生の活路を切り開いてゆく過程。その心境を描く小説。みんなが必ず通る進路選択の一例。けれどそれぞれのドラマがあるはずの通過儀礼。 年若く経験のない初々しさと、だからこその鮮烈な感受性を、私の手腕でどこまで表現できるのか分かりませんが。とりあえずやってみましょう。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2017年04月23日
日常 青春 ホームドラマ 読了時間:約2分(892文字)