それは何の前触れもなく訪れた。
その日、世界各国で謎の大型生命体が出現し人類に攻撃を開始した。
人類はその生命体になすすべなく蹂躙され、最後の希望であった核でさえ、わずかに脚を遅らせることしかできなかった。
世界人口は十分の一まで減り、人類は衰退の一歩を歩み、誰しもが生きることを諦め絶望した。
だが奇跡は起きた。
それは世界各国の主要都市に送られた、謎の物体と設計図だった。
彼らは、蜘蛛の糸にもすがる気持ちで、それを作った。
そして完成したその機体を、最後の希望と信じ、 生命体にぶつけた。
結果は予想以上だった。
機体の性能は想像をはるかに超え、生命体に勝利した、人類は希望の光を手にすると共に、残った者たちは新たな国を挙げ、そしてその日より、新たな時代が始まった。
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