「ねえ、知ってる?屋上の、なんでも願い事を聞いてくれるカミサマの話」
曰く、カミサマに叶えられない願いは無く、
曰く、カミサマは生贄を欲している。
「カミサマにお願いを言ってから屋上から飛び降りると、カミサマはなんでも願いを聞いてくれる」
「カミサマ、カミサマ、どうか桃を生き返らせて…」
私は一年前に私を庇って死んだ親友を生き返らせようと、私は屋上から飛び降りて、死んだ。
死ぬ筈だった。
「これから君には遊戯をしてもらう。一度勝てば願いが一つ、一度負ければ命が一つ、無くなるゲームだ。期限は一ヶ月!それまでに、君が勝利を手にできることを心から祈っているよ!」
身勝手な天使を自称する少女の身勝手な発言により、主人公、夜が放りこまれたのは、それぞれが譲れない願いのために殺し合うデスゲームだった。
舞台は日本。敵は不明。忍び寄る影と裏切り者。
ー直樹、むーむー、協力して!ー
ー大丈夫、夜は一人じゃないー
ーさようなら、死んでくださいー
ー人間共よ、戦え。ジブンに、最高の感情を見せて?ー
全ては、親友の命の為に。
さあ、最初の犠牲者は、誰だ?