『こうして彼らは、ヘブライ語でメギドと呼ばれる場所に王たちを集めた。』ーー黙示録16章16節ーー
終末思想という物がある。ある宗教の信者たちが唱えている物だ。
科学の発展は、かつては神の業と称されたような超常現象を解き明かしてきた。一方、世界各国には様々な宗教が今もなお存在する。それらの聖典や付随する伝承には、似通った描写が見受けられる。信じている神は異なるのにだ。各地に残る伝説や神話の類にも同じことが言える。
そして、ほとんどの事象に説明がつく現代においても、目に見えない力や解明できない怪奇は、人々を強く惹き付ける。これもまた事実だ。
平和な日常をただ惰性で生きていた高校生の俺はそんな物とは無縁だったし、気に留める事すらなかった。あの日、玄関に彼らが現れるまでは。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2022年09月27日
オリジナル戦記 伝奇 史実 時代小説 ミステリー 怪談 異能力バトル 冒険 天災 シリアス ダーク 現代 古代 海底遺跡 黙示録
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