私は二十三歳の大学生。いちおう、法学部。四回生だが、訳あってまだ卒業は少し先になる予定だ。
大学生になってまるで友達の出来なかった私だが、捨てられていた小犬を拾ってアパートで飼っている。 まるで親友の生き写しのようなこの小犬に、私は"あの子"と同じ名前をつけている。
そんな私が悪魔の力を持って侵略者と闘う運命を受けたことをあの子はきっとどう思うのだろうか。邪道に落ちてさえ、私の魔法の力が、私の気まぐれのような悪意が、今も忘れ難きあなたとの絆を求めている。
伝奇 青春 サイコホラー 異能力バトル ヒーロー 女主人公 ギャグ 現代 ダーク ネット小説大賞六感想
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