［マナ］それは古くから一部の人間に備わっている特別な力。それを武器や防具として召喚、または装備する技術を魔導と呼ぶ。 しかし ある日を境に青年、廣井 佑(ひろい たすく)はマナに導かれ戦いの運命に巻き込まれていく。

普通の高校生活を送ろうとしていた主人公『天道 助』(てんどう たすく)。 そこへ予想もしなかった魔導の世界へと足を踏み入れる事になる。 しかし、そこで目にするのは、歴史の裏側、世界の真実・・・。 そしてもう一人の主人公を待ち受ける残酷な運命。

パラレルワールド。いわゆる平行世界。 自分が生きている今と同時進行している自分がいるもう一つの世界。それは可能性の数だけ存在する無限の世界。 そんな決して交わる事のない可能性の中で、一つの恋物語が始まる。

　 特に何かが起こる予感などしなかった。いつもと変わらぬ下校道。でも、突如として現れた白い門に僕は導かれるように足を踏み入れた。 　そこはまるでＲＰＧのゲームのような世界、そう『異世界』だった。自分のいた世界が小さな島のように思えるほどの壮大感。自分のいた世界の猛獣が小動物のように思える魔獣や魔物。一度は夢見た魔法や魔術の類。すべてがそこにあったのだ。 しかし、そんな『異世界』で僕が出会ってしまったのは殺し屋集団だった。