作品一覧全2件
連載 完結済 60エピソード
 中年ゲームプランナーの矢切武は、企画が採用されたこともなければディレクターにもリードプランナーにもなれず、携わったゲームの大半はヒットせず、言わば底辺のプランナーだった。 「使えないやつ」という烙印を押され、周囲に見下されながら会社にしがみつくだけの日々の中、あるプロジェクトに出向で投入される。  だがそのチームのスタッフは、矢切はもちろん全員ことごとく「使えない」という評価のスタッフばかりだった。  ところが、彼らが集まった時に生じた化学反応は、思わぬ形でゲームを輝かせていく。  矢切は初めて仕事にやりがいを見出し、底辺のプランナーから脱するべく努力するが――。 「使えないやつらの集まり」と評されたチームの逆転劇は果たして成るのか。  ゲーム開発の現場を描く業界小説第二弾。 ※この作品は、「カクヨム」にも掲載しています。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2021年10月30日
シリアス ゲーム ゲーム業界 現代 お仕事もの 読了時間:約637分(318,064文字)
連載 完結済 52エピソード
 早見雪乃は学生時代にゲームと出会い、ゲームプランナーとして開発会社オストマルクに就職したが、ゲーム開発の現場は想像以上の過酷さに満ちていた。恋人を心の拠り所にしてディレクターの無茶ぶりに懸命に対応していた雪乃だが、やがて企画課の問題児・新能荒也と二人で他社への出向を命じられる。そこで彼女を待っていたのは、ディレクターの下でRPGのバトルシステムを作り直すという初めての課題だった。  コンセプトをゲームに落とし込んでいく過程を体験しながら、雪乃は初めて仕事に充実感を覚える。新能の意外な仕事ぶりにも惹かれつつ、悩み、考え、行動し、人間関係にも揉まれながら成長した彼女は、自社の開発体制に疑問を抱き始め、出向から戻っても奮闘するが――。  ゲームクリエイターとは一体誰の事を言うのか?  ゲーム業界の開発現場を舞台に、作り手のあり方を問う現代ドラマ小説。 【おことわり】 ※この小説はフィクションであり、登場する人物名、会社名、ゲームタイトル名は、すべて架空のものです。 ※「カクヨム」と重複投稿をしております。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2017年06月12日
シリアス 女主人公 現代 職業もの ゲーム業界 ゲーム 読了時間:約487分(243,175文字)