燃えさかる魔王城の最上階。
勇者と魔王の最終決戦の火蓋が切って落とされた。
激闘の末、勇者が勝利を収めるかに思われたその時、魔王が一瞬の隙をつき逃亡に成功。勇者に雪辱を晴らすことを心に誓った。
しかし、勇者の聖剣エクスカリバーは闇を浄化する力を持ち、勇者と魔族が戦えば、魔族はただでは済まない。
それは魔族の王たる魔王ですら例外ではなかった。
見事その場を逃げ切った魔王だったが、膨大な彼の魔力も底をつき、更に後遺症として記憶をも失ってしまう。
途方にくれた魔王はあてもなく放浪していたがついに体力の限界に達し行き倒れてしまった。
そんな魔王を助けてくれるのは、なんとネコミミやイヌ耳を生やした獣人族。
彼らの優しさに助けられた魔王は彼らの国の危機を救うことを約束し、新たな人生を歩み出すのだった。
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