私のクラスには二人もゆりちゃんがいる。可愛いくておしゃれで、年の離れたお姉ちゃんが二人もいるゆりちゃんと、地味で意地の悪いお兄ちゃんがいる冴えない私。だからクラスの皆は可愛い方のゆりちゃんを"ゆりちゃん"と呼んでいて、私の方は苗字の畠中さんか、ハタちゃんと呼んでいた。 二人のゆりちゃんによる将来の夢を交えたお話です。何かが始まりそうで始まらない物語。pixivの百合文芸コンテストに応募した作品です。終了しましたのでこちらに供養。

　２人の異なる『エリコ』による恋愛ストーリー。教師の服部は、かつてエリコと名の付く女性を愛していた。しかし最悪な別れ方により、今でも彼女を引きずったままだった。そんな中、生徒として現れた別のエリコ。こちらのエリコは中々自宅に帰りたがらず、少々問題を抱えているようで―――　先生と生徒、そしてエリコ。出会いからの１年間を、交互の視点で綴っていきます。

ホラ吹き少女の話。皆様が思い描いているような告白ではありませんので、あしからず。

　喫茶店でのアルバイト生活と、学校生活を満喫していた高校三年生の渡辺ありさ。しかし、突如嫌がらせやストーカー被害に出会すようになる。全く身に覚えのない嫌がらせに、同じクラスの和田知裕と共に犯人探しを開始するが……。 ※2013.2.2 只今休載中とさせて頂きます。一から設定を練り直してご提示できたらと考えていますので、勝手で申し訳ないですがしばらくこのままにさせて下さい。

　河村礼二は田舎のＧ校に通う、健全な男子高校生。ある日、電車で偶然一人の女性に出会う。彼女の名前は久瀬みお。友達の久瀬美紀夫の双子の姉だった。その整った容姿に、礼二は思わず一目惚れしてしまう。そして同時に困惑するようになる。自分は彼女が好きなのか、それとも男の友達が好きなのか。礼二の苦悩な日々が始まる。

誰かに聞いて欲しくて。半分程はフィクションです。

小中望美はその日暮らしを送っていた３４歳。クリスマスイブの日、路地裏で倒れていた少女を助ける。少女にマリアと名付けた数日後、未来人と名乗る二人組のケイとアイがマリアを連れ戻しにやってきた。二人が言うには、マリアは未来の兵器だと言う。勿論そんな事信じられない望美は、マリアと一緒に監視生活から逃れようと決心するが……。 止まっていた筈の時の歯車が徐々に動きだす。未来をかけた小さな争いが今、始まろうとしていた。

今年高校受験を控えた元美術部部長の神崎恵那は、自由に絵が描けない環境と、勉強を強いられる立場にうんざりしていた。もっと自由に描きたい。もっと大きなキャンパスで描きたい。 そんな最中、今年役目を終えたプールの更衣室でキャンパスに出会う。日頃の不満が溜まっていた恵那は、この壁に絵を描いてやろうと目論んでいた。

私が出会い系サイトを巡回していると、彼からのメールが届きました。それは他の男共とは明らかに違います。

東京の大学に通うため、古めかしいアパートに越してきた村越隆一郎。管理人の水木詩織に一目惚れし、優しい住人達にも歓迎されます。 しかし、その一方で住人達はある計画を企んでいるのでした。