―――これはむかしむかしのお話―――
あるところに神の力が眠る国があった。その国は緑豊かで人びとは豊かに暮らしていた。しかし、神の力を手に入れようと悪しき者が現れた。神の力が奪われると世界は闇に覆われた。世界は闇から生まれた魔物、魔獣の魑魅魍魎に溢れ、人々は神に祈りその身を委ねる事しかできなかった。祈りが通じたのか突如として異世界より現れた勇者。勇者によって悪しき者は滅び、世界に平和が取り戻され、神の力は再び眠りについた。
「そんなおとぎ話じゃ稼げませんよ?神様がなんの役に立つんです?私にとって神様は…お金様です♪」
世界が再び闇に覆われる時、世界を救うのは神か、勇者か、はたまた商人か!?
1人の商人が財と富とお金のついでに世界を救う旅が今始まる!!
「世界を救う…ですか。平和になってしまうと武器とか薬が売れなくなってしまうんですよねぇ…」
あれ…?