記憶の贈り物。 人から人へと紡がれていくこの世界で、「記憶」というのはただ単に事実として扱われるものだけではないはずだ。 個人の記憶には、きっと、口でしか語れない部分がたくさんある…。

星の化身と共に生きる女の子。星の化身は、人が作り出した星座や星の名前などを主成分として生まれた。昔から天体は人の生活に深く深く関わっていて、意外と星と人との距離は近かったりするのである。女の子の一番そばにいるのは、いつもシリウスという星の化身。人と化身の存在は何もかもが違うと分かっているのに、感情だけは止めようがない。化身が見えるのは、代々この女の子の家系に生まれる誰かひとりのみ。ひとりの女の子とその他大勢の星の化身が、日々どのように関わって生きているのか…。

吸血鬼の血が混ざった家系に生まれた者は、特殊な学校に通わなければならなかった。そんな中で出会った少し変わった名前の4人組。

幼なじみの月乃と煌星。宇宙好きの煌星の目に映るのは、もちろん無数の星たち。そんな煌星に寂しさを覚えてしまう月乃だが、自分がこれからどうしたいのかわからない。高校生って子供だけど、大人の自分を形作る大切な時期。恋愛、進路、すべての事柄が青春に通づるのであーる！！