友達のいない男子高校生の主人公『僕』。終業式を終え明日から夏休みの日の下校途中。
突如、彼は原因不明の異常現象に見舞われ、姿の見えない『ナニカ』に襲われる。
何とか一命を取り留め目を覚ました彼の前にいたのは、彼を救った一人の謎の男だった。
その男は主人公にこのままでは残りの命があと10日であることと生き延びる唯一の方法を告げる。主人公が生き延びる唯一の方法__それは『ナニカ』の息の根を自らの手で止めることだった。
こうして、目には見えない『ナニカ』と彼の戦いが始まった。はずだった……。
__しかし、彼はその『ナニカ』に敗れてしまう。
死を迎える主人公に男はある提案をする。それは『人間をやめてでも生き続けること』だった。
男の提案を受け入れ人間をやめた、『ナニカ』なった元人間の主人公。
存在しないものが見えるようになった主人公の前に『ナニカ』の問題を抱えた少女たちが現れる。
__第一弾、蛛。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2017年08月13日
日常 青春 私小説 ミステリー 怪談 ヒーロー 怪獣 男主人公 シリアス 現代 ハーレム ハッピーエンド バッドエンド
読了時間:約16分(7,715文字)