地球と似ている星、グリーゼ580dにNAXSAの無人ロケットが到着すると同時刻、ルウはMMORPGを始めた。視野を広げるとそこには大きな木や植物、見たことのない生き物が徘徊する異世界。初めての体験を楽しんでいる中、NAXSAは1つの事故を起こしていた。

神デウモスの「今この時から1億人目に生まれるの人の子に神の加護を授ける」という言葉から数十年、下界に英雄と呼ばれる生命が誕生する。綺麗に1億1番目に生まれたクオリアは、当然英雄ではなかった。期待外れにされた悲しい子は神への信仰はなく、光の当たらない道を歩いていく。