ある日、小林 陸道は大学の帰りに事故で轢かれ瀕死の重症により治療のため≪生命維持装置≫に入れられ眠った。
しかし、彼が目覚めた時、そこは自分のいた現代であったが、景色も世界もまったく違っていた。
まるで、ファンタジーの世界が現実になったようだ。
さらに、自分の姿までも変わっていた。どうやら人間ではなくなった・・・、要するに転生したらしい。
「転生って異世界に行くんじゃないの?」
そして、人間が差別され憎しみが渦巻き、ファンタジーだけの存在だと思っていた存在たちが新たな文明を持ち、『精霊』という新たな支配者のいる世界で同じ『精霊』となった彼は、この世界に何をもたらすのか?
「とりあえず、世界を見てまわるか・・・。」
彼の新たな人生は、一体どうなるのだろうか。