島に一つだけしかない電話が備え付けられている建物、通称『電話ボックス』を管理する岩井洋二(いわい ようじ)は、毎日『電話ボックス』を訪れる人々と交流しながら暮らしていた。
そんなある日、洋二は島に物資を届けるために一週間に一回島にやってくる貨物船に間違えて乗り込んでしまったという女子高生・汐咲華菜(しおさき かな)と出会う。彼女は事故的にこの島に来てしまったにもかかわらず、島から出ることができなくなってしまった。
それと時期を同じくして、洋二と関わりのあった人々が次々と姿を消していく。
華菜をもといた場所に返すため、そして行方不明の人々を見つけるために、洋二と華菜は協力することになったのだが、その中で彼らは島にまつわる秘密を解き明かしていくことなる——。