燃える町、至る所から聞こえる怨嗟の声
なぜこうも、世の中はバットエンドで溢れているのか
これが英雄譚であるならばきっとヒーローが現れ
大活躍の末に大団円を迎えるのだろう
しかし、現実はそうはいかない
また近くで大切な人が殺された
自分には何も出来ない、必死に足掻くが力が及ばない
そして全てを失った
世の中はバットエンドで溢れている
浩史
「世の中不条理だ、悪い奴が幸せに暮らし
真面目に生活してた人達が不幸せになる。
なら、俺が変えてやるよ
悪い奴にはバットエンドが、虐げられている
人達にはハッピーエンドが来る世の中にな!」
これは英雄譚や人が幸せになる物語が好きな少年が
その理想を追い求める物語である。