一樹は、30代の会社員。趣味はゲーム。
居酒屋で友人達と飲んでいた時、突然足元に魔方陣が現れ、友人の優華が異世界に召還され、その場にいた友人たちも巻き込まれてしまう。
その世界は、友人の優華が以前も召還された事があり、滅びそうになった世界を救ったことがあった。救った事によって優華は「精霊姫」と言われて、大歓迎を受けていた。
元いた世界とは違い、『国』というものが存在せず、ひとりの『王』が治め、統治していた。
その王の次に力のある者がいた。「水・火・土・風」の精霊王からの加護を受けた『守り人』という4人の存在があり、世界を守るために特別な力を与えられていた。
目の前に広がるファンタジーの世界に興奮したゲームおたくの一樹は、奇想天外な行動をしたため、王の命令で牢に入れられ、元の世界へと戻される。
異世界での出来事をすっかり忘れ、日常生活を送っていたが、何か違和感を感じる日々。引き寄せられるように、巻き込まれて異世界へ召還された友人雄也の親族と関わりのある神社に行くことになった。そして、再び異世界へ戻ることとなった。