姉が死んだ。
ある男は会社員だった。眉目秀麗。優れた頭脳。完璧な男だった。そんな彼が見つけたのは美しい幼女セルア。セルアは今まで森のお屋敷で暮らしていたが、魔女と呼ばれた姉が血を流して倒れていたのを目の当たりにしてしまった。彼女は姉の最後の言葉「逃げろ」に従い屋敷から飛び出し人里へと逃げて来たと語った。
そして二人は想い合う。かけがえのないものになり失ってはならぬものとなる。
出会った二人が欲したのは「二人だけの幸せな時間」だった。
これは現代的でファンタジーでホラーでグロテスクな、二人が幸せになるためだけの愛物語。