何もやることがなく、毎日を悶々と過ごす日々を送っていた私。今日もいつものようにただ池袋の街をフラフラとしていた。そんな私の目の前にあいつが現れた。
『僕は、たくさんの綺麗なものを見てみたい。この目に焼き付けておきたいんだ』
私は、初めて見た不思議な男から目が離せなくなった。男は、ずっと空ばかりを見ていた。
私は、この日、この瞬間にこの男のことをどう思っていたのだろうか……。
彼と触れ合うたびに私は、変わりたいと願い、彼と一緒にいたいと望んでいた。
古典恋愛 青春 恋愛 パーソナリティー 現代 女主人公
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