幼なじみの葵と登山中に、魔法陣が現れ見知らぬ場所に
飛ばされていた。
「葵!!何か居るぞ!」
思わず葵の手を握り、急いで相手と反対側に走り出した!
「静流くん、急にどうしたの?」
「後ろ見てみろよ!明らかに現代社会に居そうに無い物体が追いかけて来てる!」
身長は150cmぐらいでボロボロの布を体に巻き、緑色と赤色が混ざった様な肌に右手には、石を削ったナイフの様な物を持っている。頭には角が一本だけ左目側に生えている。
「何あれ!?ゲームとかに出てくるゴブリン?かな?」
葵が息を切らせながら、聞いてくる。
「分からん、どー考えてもヤバいと思う!まだ、走れるか?」
幸い、相手は同じ位の速度で追いかけてくるので、
今は良いが葵の体力が保たないと思う。
「静流くん、そろそろ限界かも。」
そう言うと、葵のペースが落ち、止まりだした。
ヤバいどうする!
電波が無かったはずのスマホから、着信音が流れ出す…
(ふー。やっと繋がりました!)
電話に出ると、それは星母神からの電話でした…。