家族と三年近くも話していない加瀬陸斗は、ある日バイト先に向かう途中で交通事故に遭って死んでしまった。
次に目を覚ましたのは何もない白い空間。
しばらく空間を歩いていると、上の方から鈴の様に透き通った声が聞こえてきた。
上を見るとそこには女神のような風貌の女性がいた。ミシェリ・ファルシアと名乗った女性が言うには僕は転生者と言うものに選ばれてしまったらしい。
だが、転生に興味のない僕はそれを拒否しようとしたが、なんと転生は強制!
僕が転生する先はアルティアと呼ばれる世界。
アルティアは魔法と剣の世界で八種類の種族が住んでいて、魔物が闊歩している世界らしい。
ミシェリさんから、最低限の知識を与えられ、複数のスキルと自分専用のスキルを持って、異世界に転生させられてしまった。
転生をして目を開けると、周りを木々に囲まれた森の中だった。最初に気付いたことは自分の声が高めと言う事、そして長い銀髪と白い肌、嫌な気がして近くの川に行き自分の姿を確認する。
そこには紅い目をした可愛らしい女の子が映っていた。