今、世界イオルディアは危機に瀕している。世界の管理者たる神々は世界から出ることはできないが、世界の外側を観ることはできた。創造主の亜種とおぼしき、世界想造者が生み出した世界の住人たちが、他の世界から無差別に「活力」と呼ぶべきものを奪っているからだ。それで滅びた世界も既に幾つもある。だが複数の世界を内包する勢力に、たった一つの世界たるイオルディアでは対抗は難しい。そこで世界イオルディアの第二位の神たるラーミディリスは考えた。100のダンジョンコアを「活力」に似せて生み出すことで、敵対勢力を誘導し、それぞれのダンジョンコアを護るダンジョンで扼殺してしまおうと。そして召喚される100組の異世界人(既に世界イオルディアでは、勇者や魔王として異世界人を召喚することは珍しくもなく、倫理や良識が考慮されることはない)。世界イオルディアの複数ある切り札の一つとなった彼らは、異世界人ならではの独創的な兵と、兵を駐屯させる城砦(ダンジョン)を生み出すことを期待されることとなる。暫定的な10年間の猶予と、10,0000DPを与えられ、100人のダンジョンマスターとそのパートナーによるダンジョン運営が今始まる。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2018年05月30日
ダンジョン経営 DP 数値 レベル制 HP・MP 冒険者 群像劇 シリアス 男主人公 女主人公 人外
読了時間:約1,155分(577,163文字)