世界に異形が氾濫して数十年。
ヒトを祝福する地にひとつの家族が越してきた。
近所の素敵なお兄さんに憧れる少女と懐く子供に過保護な青年の話。
1,2話だけだと悲恋失恋片想いで終了します。
青年側からの恋愛系矢印がなくて作者は情緒を狂わされました。
無い続きが出た場合3が青年過去話、4以降が少女未来話(ハピエン(予定))になります。
ヒト外れの青年
昔この地に住んでいた青年。お屋敷に帰宅して中庭の見える板張りの廊下を歩いていた時に裂け目に飲まれたのが人間としての最期。
異界に呑まれた後異形化し、他に呑まれた物資で暇を潰しながら故郷へ還れる日を数百年待っていた。
少女
最近この地に現れた少女。魔法使いの素養を持ちその学校に通う為に家族ごと越してきた。
幼少期から気にかけてくれる斜め向かいの青年に憧れ恋していた。
今青年の事を覚えているのは彼女だけだ。