今まで生まれてよかったと思えたことはない。
親や周囲の機嫌を取るばかりの日々。
苦学生ゆいなは、自分はこの世界を変えることは出来ないと思っていた。
でもそれも今日までの"この世界"では!
「お前は今日死んだ。だが、神の俺様の気まぐれによって、お前には転生する権利が与えられたのだ。さぁ、自分の運命を切り開いてみろ」
強引な神様の気まぐれで、貴族の令嬢として転生!?
ゆいなから、ユーリアとして転生した後、
最初は幸せに暮らしていたユーリアだった。
しかし
華やかな社会の裏事情や、貴族の陰湿なイジメ、色々なものに触れるたびに思った。
「ここはなんら前の世界と変わらないのね。」