1930年代。当時の日本は震災と恐慌が重なり経済的に貧しかった。そんな時、この世に隠れた「魔術」の存在を追究した「賢者」と呼ばれる（予定の）少女と、親に捨てられた少年が出会う。孤独な2人が出会い、少女は少年の成長を見守り、少年は「魔術」を極めるべく誰よりも努力する。 「神の財産とファミリア」の主人公、コウの過去の物語。

古代から魔術師という存在は人々から恐れられ、排除されてきた。 魔術師はそんな人類を恨み、長年争ってきた。 そして現代。 表向きには魔術師の存在は忘れられていたが、裏では人類と魔術師の争いは続いていた。 平和な生活を送っていた高校生、御崎川ツバキは魔術師と人類の戦争に巻き込まれる。 魔術の知識を持った使い魔、真道コウは、自分が仕えていた最愛の師を人類に殺され、平穏な日常を奪われた。 何度も繰り返される世界で、コウとツバキはこの争いを終わらせることを決意するが……