とある王国のお姫様に、何故か突然現代っ子の『僕』が憑依してしまいました。
「あのー、外の人の立ち位置が分からないんですけど?」
右も左も分からぬ王宮(せかい)で、なし崩し的にお姫様を演じる『僕』に襲い掛かる数々の試練。『僕』の味方はシスコン兄様とガチ百合変態しかいないの?
でも『僕』は知らなかった。外の人が抱えていた『大問題』を。ゆっくりと醸成される悪意。善意によって作られた陥穽。それはじわじわと、しかし確実に『僕』の周りの『幸せ』を侵食していったんだ。
笑いあり、ほろりありのファンタジーコメディ、お代は読んでからのお帰りで♪